群馬大学概要 2019年度版
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GU Topic近隣の放課後児童クラブとの連携5GUNMA UNIVERSITY「ま ゆだまプラン-アドバンスト」女性研究者がつながり紡ぐイノベーション 群馬大学は、学生も含め次世代を担う優秀な人材育成に取り組み、多様性を尊重し、個性と能力を力いっぱい発揮できる就学・就労環境の向上を目指しています。  文部科学省女性研究者研究活動支援事業「まゆだまプラン」(2013-2015年度)の実施から、文部科学省ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業の採択を受けての「まゆだまプラン‐アドバンスト」(2017-2022年度)へと途切れることなく事業を継承し、現在、次の3つの目標の達成に向けて取り組んでいます。(1)優秀な女性研究者の採用と上位職増加 女性研究者在籍比率向上のために、各学部等に対して採用計画に基づく進捗状況を確認しています。また、意識啓発のためのシンポジウムやFDセミナー、大学幹部を囲んだ「まゆだまランチミーティング」等を開催しています。(2)ネットワークの構築とイノベーションの創出 研究力アップに役立つ各種セミナーの開催や県内高等教育機関との地域連携に力を入れており、2016年に「ぐんまダイバーシティ推進地域ネットワーク(現在14機関賛同)」を立ち上げて活動しています。新多様性を活かし個性と能力が発揮できる大学をめざして設した本ネットワークのウェブサイトでは、賛同機関の女性研究者のシーズ集も掲載しています。(3)魅力ある環境整備と継続させる好循環の構築 研究活動の支援充実や近隣の放課後児童クラブへ構内の一部を開放し、ボランティア体験を教育学部の講義に位置づける等、両立可能な環境整備を進めています。 本学では「まゆだま」は、今や男女共同参画のキーワードとなり、学長のリーダーシップの下、2013年度から2022年度を「まゆだまの10年」と位置付け、男女共同参画推進室が中心となって意欲的に活動が行われています。そして、この取組が評価され、2015年5月には、県内の教育機関で初めて子育てしやすい事業所として厚生労働省群馬労働局より認定マーク「くるみん」を取得しました。各キャンパスの交流拠点である「まゆだま広場」は、育児・介護にも配慮し、支援に関する情報提供の場として機能しています。なお、両立支援アドバイザーによる両立相談は、年間210件(男性17件含む)に達し、効果をあげています。0404好評な各種研究力アップ講座04GU Topic

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