群馬大学 医学部 入学案内 2020
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15経験を糧に自分にしかできない道を学ぶ喜び味わえる大学の講義 人を助けることができ、それが自身の喜びともなる医師という職業はとても魅力的でした。高校の時、生物の授業が面白くて人の体に興味がわき、憧れと学びたい学問が重なる医学部への進学を考えるようになりました。 大学では自分の興味のあることを深く学べるので、学ぶ楽しさや喜びを存分に味わえます。3年生になった今は専門科目一色になりました。好きな科目は、応用生理学。臨床の事例について、出てきた症状の原因について議論をしながら考えていく講義です。議論をするには勉強しないとならないのですが、好きなことなので楽しいです。普段、臨床医はこういうことをしているのかな、と仕事の一部を垣間見たような気がしました。実習を通して医師の責任を実感 印象に残っている講義は、群大独自の「医の倫理学」と、2年生のときの「解剖学」。「医の倫理学」では、病気や患者さんに関する正解のない課題について考えたことをディスカッションします。答えがひとつでないため、いろいろな考え方ができる分難しい。それぞれの患者さんによって異なるバックグラウンドの奥の奥まで考えるという訓練だったのかなと思います。「解剖学」では、初めて人の体にメスを入れることで医大生になったという自覚が芽生えました。すべての実習を終えた後、納棺まで自分たちで行うことで人間の尊厳を改めて意識。しっかりやっていかないと、と医師を志すうえでの大切な経験になりました。勉強と部活、バランスをとってメリハリ 放課後は、真剣に部活動に取り組んでいます。夢は日本選手権出場。限られた時間の中で自分の持てる力を最大限に発揮し、最高レベルの舞台で戦いたい。勉強と部活は両輪。どちらも精いっぱい頑張るからバランスがとれ、メリハリもつくのだと思います。群大は部活に熱心な学生が多く、励まされます。学校の医学図書館で、論文を読みつつ練習メニューを組んだり、効率のよい筋肉の使い方など医学と絡めながら考え、仲間と話し合うのも楽しいです。将来は群大での学びと経験を生かして、自分にしかできないことを成し遂げたいと思っています。医学科村上 ひかる● 3年生● 栃木県立宇都宮女子高等学校 出身月火水木金1細菌学細菌学細菌学ウイルス学2公衆衛生学34lunch time昼休み5公衆衛生学免疫学ウイルス学寄生虫学細菌学678910after school部活部活アルバイトTime Table

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