群馬大学 医学部 入学案内 2020
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21心と体に障がいをもつ人々の生活支援の知識と技術を学びます。教育の特長 Department of Occupational Therapy 作業療法学専攻 作業療法とは、人々の健康と幸福を促進するために行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助のことをいいます。ここでいう作業とは、その人にとって価値のある行為のことで、作業療法は医療・保健から福祉・教育などまで幅広い領域で必要とされています。 1、2年生の間は、人体の構造と機能、心身の発達、疾病の成り立ち、などの基礎分野を学習します。2年生後期以降、作業療法の構築、評価、治療・援助、地域での役割などの専門分野を学びます。さらに臨床実習や卒業研究を通じて専門職業人や研究者として必要な知識と技術を習得します。 卒業生は、保健・医療・福祉などで活躍するほか、大学院進学後に大学教員や研究者としても活躍しています。少人数制である本学の特徴を活かし、きめ細やかな学びの場を提供します。障がいを持つ人々の生活支援に必要となる知識・判断力や態度・技術を学び、臨床実習を通じて実践的な学習を行います。 少子・超高齢社会という現代の日本において、疾病構造の変化や医療・福祉サービスの多様化、グローバル化に伴い、理学療法士に求められる社会的ニーズも拡大しています。その社会的ニーズに応えるためには、人間や社会を幅広く捉える知識と実践的で効果的な技術が求められています。理学療法学専攻では、医学や人間学等の知識をもとに、理学療法に必要な疾病と障害の成り立ちやその実態についての基礎的知識を学び、機能や障害を評価する方法、障害に対する運動療法、物理療法、補装具療法などの適応理論と臨床応用を学びます。また、運動器系理学療法学、神経系理学療法学、発達障害理学療法学、内部障害系理学療法学などの専門的な理学療法の理論と技術を習得し、急性期から地域や在宅での理学療法、健康管理やスポーツ分野での理学療法など、幅広い分野における理学療法について学びます。さらに、海外の理学療法に触れられる機会として、アメリカやモンゴル国での研修プログラムや留学生との交流にも力を入れています。そして、世界的視野でこれからの理学療法学の発展に貢献できる新しい理論や治療技術の研究・開発能力を修得し、臨床・教育・研究の分野において活躍できる人材の育成を目指しています。新しい機能回復の理論、技術の研究・開発能力を育てていきます。教育の特長 Department of Physical Therapy 理学療法学専攻専門職としての態度や実践的な技能の修得が円滑に図れるよう、科目の枠を超えた教育を心がけ、机上での学習だけではなく、臨床での体験や実習などを通した能動的な学習への支援を重視しています。● 群馬一丸で育てる地域完結型医療・看護リーダーの育成● 大学院におけるがん看護、老人看護、慢性疾患看護、母性看護の4分野の専門看護師養成● 大学院における臨床研究コーディネーターの養成● チューター制度と学生相談員制度研究の特色● 保健学研究・教育センターによる国際的保健学研究の支援● WHOから指定された「多職種連携教育の研究・研修を行う」専門機関  (WHO協力センター)

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