群馬大学 医学部 入学案内 2020
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32● 平成31年3月卒業群馬大学医学部附属病院 看護師佐々木 菜生 さん看護学専攻OB・OG Message群大で生き方を学び、人として大きく成長憧れの看護師。先輩の姿に学ぶ毎日 小学生のころからの夢だった看護師になりました。配属は口腔外科と泌尿器の病棟。先輩から指導を仰ぎながら、担当する患者さんのケアにあたる毎日です。先輩方が患者さんと何気なく会話をしているように見えて、その中からケアに必要な情報や隠れた思いを汲み取っているのを知ってビックリ。大学の講義でもコミュニケーションの大切さを学んで理解しているつもりでしたが、実際の現場に出ると「医療に必要なコミュニケーションというのはこういうことなんだ」と意義の深さを覚えました。社会人になって強まる責任感 社会人になって日は浅いですが、学生時代とは意識がガラリと変わりました。大切な命をお預かりする看護師ですから、少しのミスも許されません。患者さんの様子を見極め、必要なことを考えながら最適なケアをするには、心に余裕を持って頭も体も働かせる必要があります。また、看護師の気持ちは患者さんに伝わってしまいますから、私自身の心と体を健康な状態に保つことも社会人としての役目だと思うようになりました。仲間と励まし合って叶えた夢看護を学べる学校はたくさんありますが、私が群大を選んだのはチームワーク医療に興味があったから。学生時代に専攻の違う学生同士でチームを組んで実習に行ったり、ワークを進めながら視点の違いに気づけたりしたのは有意義でした。群大生は、メリハリをつけるのが上手な人が多いです。芯が強く、志が高い仲間に触発されて、4年間頑張り続けて夢を叶えることができました。先生も素晴らしい方ばかり。単に知識を与えるだけでも、答えそのものを教えるのでもなく、方向性を示しながら光がある方へと誘導してくれる。その過程で勉強の仕方や資料の調べ方を学び、着眼点を鍛えられるようになりました。 群大は医学部以外の学部生とも知り合えるし、大学と病院が同じ敷地内にあるのもいい。本当に楽しい大学です。私は群大で生き方を学び、人として大きく成長できました。群大で得たことを大切にしながら先輩方を目標に、患者さんの小さな気持ちの変化も丁寧にすくい取れるような看護師になりたいと思います。

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