群馬大学 医学部 入学案内 2020
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4Gunma University Faculty of Medicine 群馬大学医学部の強みを生かした次世代教育医学科長石崎 泰樹 (いしざき やすき)昭和56年 東京大学医学部医学科卒業昭和60年 東京大学大学院医学系研究科修了昭和60年 岡崎国立共同研究機構生理学研究所特別協力研究員、日本学術振興会特別研究員昭和62年 東京医科歯科大学歯学部附属顎口腔総合研究施設助手(~平成9年)平成 3年 ロンドン大学ユニヴァシティカレッジ生物学部客員研究員(~平成6年)平成 9年 神戸大学医学部助教授平成13年 群馬大学医学部助教授平成15年 群馬大学大学院医学系研究科助教授平成16年 群馬大学大学院医学系研究科教授 平成29年 群馬大学医学部長 群馬大学大学院医学系研究科長 群馬大学教育研究評議会評議員● 医学博士学生のうちから高まる医師になる意識、楽しくてあっという間の実習期間―― 先生方から素晴らしい教育について伺いました。医学科と保健学科を代表する2人の学生さんにもお話を伺いたいと思います。その前に自己紹介と、群馬大学を志望した理由を教えてください。まずは医学科の磯貝さん。地元群馬県のご出身ですね。磯貝 はい。高崎高校出身で、医学科5年生です。部活はスキー部に所属しています。大学の実習が4年の冬から始まって、今は外科診療センターで呼吸器外科の実習中です。小さい時から医師を目指していたのと、出身が群馬なので群馬大学を志望したのは、ある意味自然の流れでした。群馬で医者をやるなら地元の大学で学んだ方がいいと思っていましたし、私自身、小さい時に附属病院にお世話になった経験も影響しています。学校が終わって、その日のうちにスキーに行って帰れるという環境も好都合。特別、県外に行く必要も感じませんでした。ちなみに、妹も群馬大学で作業療法学を専攻しています。―― ありがとうございます。では、次に保健学科を代表して看護学専攻の島田さん。県外のご出身ですね。島田 はい。山形県米沢市の出身です。看護学専攻の4年生で、今は卒業研究や就職活動をしています。保健師の選抜コースにも入っていて、6月にはその実習や講義があります。地元の国立大学でも看護学を学べますが、私があえて群馬大学を志望したのは、国際交流も盛んで、海外研修もたくさんあったから。国際看護に興味がある私には、とても魅力的な内容でした。グローバルに活躍するための海外研修がある一方で、地域に根差した看護も学べることも魅かれた理由のひとつです。―― 実際に入学してみた感想はいかがですか?磯貝 勉強は決して楽ではありませんが、楽しいですね。1年生は一般教養と医学の講義を並行しながら受けます。2~3年で専門科目になると結構大変ですが、まわりの友人に触発されて一緒に頑張れました。4年の冬から臨床実習が始まり、とても楽しい毎日を送っています。今は外科で実習中です。このあと、スキルラボセンターでの手技の練習が待っています。学生でありながら、実際の患者さんに問診をしたり、手術に立ち会ったり、と現場のことが勉強できるのは貴重だと思います。学生のうちから「将来医師になるんだ」と自覚できる教育がなされていると思いますね。放射線科の実習で重粒子線の施設を見せてもらい、どのようなプランを立ててどのような治療するか、ということを勉強できるので、そこは群馬大学ならではの強みだと思います。横のつながりができたのも群馬大学ならでは。私が所属しているスキー部は、保健学科の学生もいるので友だちの幅が広がります。普段の何気ない会話の中から、他専攻のことも知れるようになります。―― 磯貝さんには久しぶりに会いましたが、ずいぶん成長したなと思いました。充実した教育を受けて頑張っている様子がよくわかります。島田さんはいかがですか?島田 1年生のときは医学科と同じで、一般教養と並行して週に2回、看護の講義がありました。2年になると一般教養はなくなります。すべて看護の専門科目で座学の講義も多く、テストもいっぱいあるのでとても大変だと思いました。3年の前期から演習が始まって実際にグループワークをして考えることが多くなってくると、やっと看護の勉強をしているんだなと実感できるようになりました。実習が始まったのは、3年の後期から。実習は大変そうだと思っていましたが、実際に行ってみると1日1日が早くてあっという間に終わってしまいました。グループのみんなで協力して仲良くできて、良かったと思っています。実習

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