群馬大学 CAMPUS GUIDE 2020
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 次世代モビリティ社会実装研究センター(Center for Research on Adoption of NextGen Transportation Systems 通称「CRANTS(クランツ)」)はその名のとおり、次世代の交通手段について研究、開発を行うセンターです。また、ただ研究、開発して終わりにせず、その成果を社会に実装・普及させることを目指しています。 CRANTSではいくつかの研究プロジェクトが進められておりますが、現在はその中でも特に自動運転車両の研究について力を入れています。自動車がもし完全に自動運転になったら、自動車に乗りながら食事をしたり、本を読んだり、自動車での移動中の時間を自由に使うことができます。また、運転手不足に悩むバスやトラック業界、過疎や高齢化が進む地域にとって自動運転車は問題解決の一つの手段になりうると考えています。CRANTSではこれらを実現できるよう、日々研究を進めています。 CRANTSの活動を本格化するための研究施設である群馬次世代モビリティ社会実装研究拠点が、荒牧キャンパスに平成30年3月に完成しました。完成してから1年の新しい建物です。この研究施設は車両整備開発室、管制・遠隔操縦室、シミュレーション室など研究・開発に必要となる設備を備えています。また公的研究機関では国内有数の専用試験路(約6,000㎡)を整備しており、様々な道路環境を再現して実験を行えるよう、可動式の信号機や標識などが設置されています。乗用車はもとより、バスやトラック、一人乗りの小型車両まで、多様な自動運転実験用の車両を備えており、地域のニーズに沿った実験・研究が行えるようになっています。自動運転の社会実装02TOPICS次世代モビリティ社会実装研究センターの挑戦What’s CRANTS?完成! 群馬次世代モビリティ社会実装研究拠点URLhttp://crants.opric.gunma-u.ac.jp04

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