群馬大学 CAMPUS GUIDE 2020
9/64

自動運転自動車に関係する業種と群馬大学の役割独立かつ公益的な立場から実証評価までを共同研究として支援自動運転応用分野医療・福祉治安・防災観光娯楽・インターネットコンテンツ物流飲食・宿泊卸売・小売保険観光スポット間の自動運転公共交通の検討など自動運転センサ情報を用いた地域の見守り、災害移動手段の確保など救急車や福祉車両の自動運転化、出張医療など自動運転車をIoTとして活用、自動運転車での移動における娯楽・インターネットサービス自動運転用保険サービスの検討などドライバーの高齢化対応事故減少、物流効率化など過疎地における自動運転車両を用いた出張店舗など完全自動運転による移動型店舗の検討など旅客運送ドライバーの高齢化対応公共交通の維持・拡大など充電システム電池アクチュエータセンサ動力機電装品サスペンション自動運転用電動操舵モータ、ブレーキシステムなど車体の航続距離延伸のための大容量電池など自動運転の充電戦略自動化のための充電システムなど自動運転車の居住性向上のためのサスペンションなど自動運転システム用のセンサなど自動運転キャビンの電装品など完全自動運転車体の動力モーターなど材料・加工車体の軽量化・高剛性化など道路設備自動運転車両の走行を支援する道路設備など技術相談基礎研究実装開発実証評価事業化他分野との連携・統合完全自律型自動運転プラットフォームインテグレーター完全自律型自動運転完成車メーカ-完全自律型自動運転車両分野自動運転の「よろず相談所」としての機能拡充 あらゆる所で動作する完全自動運転の実現には、技術的にも、また維持管理・利用者の受容性の観点から社会的にもハードルが高いのが現状です。CRANTSでは、今後限定された地域専用の自動運転技術を開発し、多種多様な実験を実施していくことで、2020年を目処に社会実装することを目指していきます。 もしかしたら皆さんの中にも実際に乗られた方や走行しているのを見かけた方がいるかもしれません。平成30年12月から平成31年3月まで、上毛電鉄中央前橋駅-JR前橋駅を結ぶシャトルバスでの一般乗客を乗せた実証実験を行いました。バスの営業路線で運賃収受を行いながらの自動運転実証実験は、全国初の取組です。実証実験の期間中、週3~4日間、通常ダイヤ、通常運賃にて運行を行いました。 CRANTSの活動は群馬県内の実証実験にとどまらず、北は北海道、南は九州まで、日本全国各地で実証実験を行っています。このようなCRANTSの活動に興味を持った国の機関、全国の地方自治体、企業、金融機関等が、視察・見学に訪れています。CRANTSとしても、このような視察・見学会により、関係機関からの疑問や意見を聞くことができる機会は重要であり、この機会で得られた情報を十分に活用して、社会のニーズにあった産学官金連携を進めていきたいと考えています。全国初! 営業路線バスでの実証実験広がるCRANTSの活動これからの展望05

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る