群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2021 Winter
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   行動できないこの状況下で寮長として工夫していることはありますか?例年であれば4月に新入生の歓迎会を行っていましたが、今年は中止になりました。入寮したばかりの1年生はとても不安だったのではないかと思います。上級生の私たちも顔を知らない人と暮らすのは寂しい部分がありました。新型コロナウイルス感染症が落ち着くまでは、積極的に寮生が集まることはできませんが、普段すれちがったときにあいさつをするなど、日常生活のなかで少しずつお互いの顔を知っていきたいと思っています。   寮長在任期間中にやりたいことや変えたいことはありますか?地域の方などの寮の外部との交流を図りたいと思っています。例年であれば、地域の方と交流する機会もあったのですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、どのように地域の方との交流を行っているか知らない世代もいます。そのため今年は形にこだわらず外部との交流ができればいいな、と思っています。   一人の寮生として、養心寮に入って1番楽しかったことや良かったと思うことは何ですか?寮に帰ってくると絶対知っている友達がいて、話したいときに話せるし会えるし、Ⅰ人じゃないと思えるところです。   逆に寮に入って少しいやだったところはありますか?全部自分たちでやらなければいけないので、毎週掃除当番が回ってきたりするところがめんどうくさいと感じてしまうこともあります。   入寮を考えている人にメッセージをお願いします。掃除当番など大変なこともありますが、養心寮には全学部から群大生が入寮するため、学部を越えたつながりができます。一人暮らしや実家暮らしなどでは出会えない友達ができるのです。想像していた寮生活と違うと感じる方もいるかもしれませんが、養心寮では他ではできない経験ができると思います。「『楽しい』の裏側をつくる」ことができるのが養心寮です。   最後に、このインタビューの依頼がきたときにどう思いましたか。寮のことを知ってもらえるのはうれしいと思いました。噂だけで寮はひどいところと思われがちなので、それを払拭できるいい機会だと(笑)私は、養心寮はとても楽しいところだと思っています。21GU'DAY Issue 09 |

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