群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2021 Winter
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    『とあ桐』結成秘話聞:『とあ桐』を始めた経緯を教えてください。上野: 5月の初めに「新入生サポーター」という、Zoomを使った新入生向けのオンラインサポート活動に参加していたのですが、多くの新入生が参加してくれたのにも関わらず、質問はあまり来ませんでした。そのため、「何を質問したらいいのかわからないけど一応聴いておこう」と思っている新入生が多いのかもしれないと思いました。また、「これは上級生が一方的に情報発信しているだけだ」ということに気づき、「それならばいっそラジオ形式にしたらいいのでは?」と思いつきました。そこからすぐに岡﨑さんに「新入生に向けたラジオをやりませんか?」とLINEを入れたところから『とあ桐』が始まりました。岡﨑:真琴ちゃんから連絡を受けて、「めっちゃいいな」と思いましたね。コロナウイルス感染拡大の影響でキャンパスに原則立ち入り禁止になり、今までやっていた広報大使や部活などの課外活動ができなくなってしまい、今のうちに何かやりたいという考えを持っていたので。すぐに「それいいね」と返事をしました。その後、真琴ちゃんとLINEで話す度に「ラジオのことなんだけど…」とラジオの話題が出て、そのままやることが決まりました。こういう思いつきみたいな話は、時の経過と共にうやむやになることが多いと思うのですが、『とあ桐』の案はそうはならずに、実施できましたね。上野:当初は6月から大学に登校できるかもしれないという話もあったので、余計に「やるなら今(5月)しかない」「5月中に1回はやりたい」と思い、すぐに準備に取り掛かかりました。そして初回の放送(第1回(2020年5月29日放送))、(第10回(2020年7月31日放送))をした形になりました。岡﨑:懐かしいな〜。上野:懐かしいですね。結局6月になっても学校が始まらず、前期の講義が全てオンラインになったので「これは、前期中も放送できるのでは?」という話になりました。岡﨑: 結局7月末のテスト週間に入る前まで放送しましたね (第10回(2020年7月31日放送回)までのこと)。7月からは研究室に行けるようになりましたが※、かなり忙しくなりましたね。私は大学院の先取りの講義があったし、真琴ちゃんは3年生の講義があったので、お互い研究と講義、課題、そして『とあ桐』の準備に追われていました。上野:忙しかったですね。正直、やばかったです。岡﨑:真琴ちゃんはテストもあったしね。第10回と区切りもよかったので、前期の終わりで『とあ桐』の定期放送はやめました。 ※二人の研究室所属について:岡﨑さんは4年生のため研究室での研究がメインの生活。上野さんはGFLの早期研究室配属により3年生だが既に研究室で研究を行っていた。    『とあ桐』の名前の由来聞:『とある桐生の放送室』という名前の由来は何ですか?上野:それは名付け親の岡﨑さんからお願いします。何かアニメっぽい名前が良い、みたいな話でしたっけ?岡﨑:そうそう。タイトルをつける時に、どんな名前がいいか考えたのですが、聞き覚えのあるフレーズが良くて。(上野さんの方を向いて) いくつか名前の案をLINEしたよね?上野:してましたね。(LINEの履歴を遡りながら)「この名前はどうかな?」みたいなことをずっと話していました。岡﨑:なかなかしっくりくる名前が思いつかなかったから、本当にずっと決まらなかったね。(2人ともLINEの履歴を遡る)上野:あ、ありました。「放送室」ってワードが入っている案や、「群大生が話すだけのラジオ」という名前の候補が出ていましたね。岡﨑:あ〜、あったね。途中で「放送室」っていうワードが入っている名前がいいなと思った。上野:「略して“群ラジ”でもいいね」という会話も残っています。でもそれに対して岡﨑さんは「どこかに怒られそう」と(笑)岡﨑:最初は「○○ラジオ」いう名前が候補に挙がっていたのだけど。上野:(放送時間帯の)夜の、とつけると危ない感じがするから。岡﨑:そうそう(笑)。ラジオをしているのが伝わる言葉で、「夜」や「群大」という言葉が入っていなくて、どこかで聞いたような印象に残りやすい名前を探したところ、最後に「放送室」っていうワードがつくものがいいね、となりました。上野:その前に「桐生のとある放送室」という候補もあったんですよね。岡﨑:そこから「とある魔術の禁書目録」というアニメの名前を思い出し、「その響きであれば、どこかで聞いたことあるような印象を与えることができるのでは?」となり、「とある桐生の」という名前をつけました。それとは別に『とあ桐』という愛称は早い段階で候補に挙がっていましたね。呼びやすい名前がいいだろうという考えから『とある桐生の放送室』、略して『とあ桐』ということになりました。4| GU'DAY Issue 09

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