群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2021 Autumn
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このコーナーの取材を担当した学生広報大使社会情報学部 2年【出身】群馬県【出身高校】高崎経済大学附属高等学校今回初めて記事を執筆しました。取材先のどの部分を、どのように紹介すれば、読者によく伝わるかを考えながらの取材は大変でしたが、より細かい取材に繋がったのではないかと思います。鈴木 史哉 今回は、学生が溶接の実習に用いるCAD/CAM室と機械工作室の紹介をしたいと思います。 学生は実習を始める前に製図を行います。そこで利用するのがCAD/CAM室です。CAD/CAM室では、CADを用いる事で、手作業で製図を行うよりも計算を容易にし、実際に製造後の干渉の有無を視覚的に確認できる他、CAEと呼ばれるテクノロジーを組み合わせる事で、製作前に性能を事前に検討できるなど、より緻密な製図を行う事が出来ます。 次にCAD/CAM室で作成した図面を用い、機械工作室にて溶接を行います。手作業で加工を行う事もできますが、太田キャンパスには桐生キャンパスには無い自動機械があるため、機械にCAMと呼ばれるデータを入力する事で、自動で加工する事もできます。 材料を加工した後、学生はCO2炭酸ガスアーク溶接ロボット製造機等を用い、加工した材料の溶接を行います。この機械は溶接スピードが速く不純物が発生しないため、作業効率が非常に良く、どの学生でも安定した溶接を行う事が出来ます。 機械工作室にはワイヤーカット放電加工機をはじめとした、多くの専門機械が取り揃えられています。機械工作室では学生の実習だけでなく、研究室からの製品依頼加工も行っており太田キャンパス内におけるモノづくりの大部分を担っています。 太田キャンパスでは、モノづくりのために整えられた環境を駆使し、製品デザインから設計まで、モノづくりの過程だけではなく、モノづくりに関する多くの知識を得る事ができます。 太田キャンパスは、将来モノづくりを行う学生にとって、素晴らしい勉学を行う事ができるキャンパスとなっています。CAMPUS INTRODUCTION最後に太田キャンパスの研究室紹介GU'DAY 09

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