群馬大学 大学案内 2023
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報工学系の知識も身につけられるというのが、社会情報学部の利点だと思いました。ゼミ生は同期が5人。「教員数が充実しているのでゼミは少人数で手厚い指導が受けられる」と聞いていましたが、そこも群馬大学の長所ではないでしょうか。 現在は、情報システムの開発や構築、管理を担う会社に勤めています。大学時代は苦手と思っていたプログラミングが今の仕事です。「IT技術と会社経営や社会組織との融合は自分が貢献できる領域」と思って業務に取り組んでいます。 私は、経済と経営に軸足を置いて学ぼうと入学しましたが、結果的にはIT・情報技術の分野で社会に出ることになりました。群馬大学で、さまざまな学問を幅広く学べて良かったなと思います。今現在、明確な目標が定まっていない受験生もいるかもしれませんが、私のように4年間学んでいくうちに、興味がある分野ややりたい仕事が定まっていくこともあると思います。どちらにしても社会に出てから勝負なので、それまでの時間を基礎力の充実に当ててもらいたいです。見識の翼を広げられる、そんな学びの環境が群馬大学にはあります。みなさんの可能性は、みなさんが思っているよりもずっと大きいです。GUNMA UNIVERSITY CAMPUS GUIDE 2023群馬大学1944先輩に聞く!Interview刺激いっぱいの授業で新しい考え方に触れる 受験時には、自分の将来に明確なビジョンを描いていたわけではありませんでした。「自分は何を勉強して、どんな進路を目指そうか」という迷いもあるなか実社会につながる経済・経営を学ぼうと思い入学しました。 学生生活は、桜や紅葉の季節が特に美しい緑多いキャンパスで、のびのびと過ごしました。生協学生委員会での活動ではメンバーと企画を立てたり、同好会的なバドミントンサークルで汗を流したりと、楽しかった思い出がたくさんあります。 授業からは日々刺激を受けました。印象に残っている講義は特に2つあります。数値を論理的に経営に活用していく「経営科学」は、数学自体が好きだったこともあり、数学と経営を合わせた思考法を身につけるきっかけになりました。「経営情報論」では、最近実用化が進むタグを使った自動会計システムについて、実用化に向けての可能性と問題点をみんなで討論しました。これらの授業は、高校時代とは違って主体的に考えていく場です。自立して学ぶ機会が多いので、みなさんにも楽しみにしてもらいたいです。社会人としての目標が、学びのなかで自然と明確になっていった 3年生になって「最適化論」を学ぶゼミに入りました。「ナビを使って最適な観光ルートを自動選択していく」というようなテーマでしたが、さまざまな分野で応用が期待できる研究です。そこでルートを導き出すプログラムを作りましたが、経営を学びながら情増山 朋美さん Mashiyama Tomomi勤務・株式会社 両毛システムズ社会情報学部 社会情報学科(当時)令和元年度卒業(栃木県立栃木女子高等学校出身)「経済・経営もITも」と、欲張って学んだ4年間

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