浜松医科大学 NEWSLETTER 2023.3(Vol.49 No.2)
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講義実習棟● 皮膚科の奥深さ● 訪問看護を担う次世代の育成● 各種行事● 留学生の紹介● サークル紹介NEWSLETTER副学長(教育担当) 梅村 和夫令和5年2月撮影本学では、行動科学、医療倫理、EBM(根拠に基づく医療)などの医学教育必須の分野について、卒業まで段階的に学修する「6年一貫らせん型カリキュラム」を実施しています。今回の改修により導入したICTを活用し、教育の拠点である「講義実習棟」を中心として医療現場・研究・産業界・海外など各拠点との連携を強化します。さらに、バーチャル教育、WEB授業および学生と教員が討論して思考する授業などをらせん型カリキュラムに組み合わせることで、従来の一方向の教育から、双方向教育(アクティブラーニング)とICT環境を加えた「ハイブ令和3年度から3年計画で講義実習棟の改修を進めています。令和5(2023)年度は最終年度を迎え、完成間近です。今回の改修は20年、30年後を見据えて計画が作成されました。講義実習棟全体にICTが活用できるシステムを導入しました。特に、病理学実習室や解剖学実習室では臨床医学で用いられる画像を活用して、医学部低学年から医療現場につながる教育をしています。また、講義室は多目的に活用できるように階段教室からフラット教室へ改修しまリッド学修」へと進化させ、教育活動をより活性化させます。現在、令和4(2022)年4月に開設した次世代創造医工情報教育センター(Nx-CEC)によるアントレプレナーシップ教育の講義を導入しています。また、静岡大学情報学部との連携によりデータサイエンス・AI教育を進めています。これらを両輪とし、起業家精神をもった医療人、デザイン思考に基づく医療機器開発を行う素養をもった人材など、社会の課題解決に挑戦する人材を育成します。した。さらに、スモールグループ学習や双方向性学習を多く取り入れるために、チュートリアル室を40室へと拡充しました。また、それらの部屋は自己学修の場としても活用されています。学生の皆さんには、これらの新しい機能を有した講義室や実習室を活用して、浜松医科大学のディプロマポリシーを身につけ、社会で活躍できる医療人として羽ばたいてくれることを期待しています。附属病院附属病院医療基礎臨床研究棟基礎臨床研究棟医工連携拠点棟医工連携拠点棟医療・看護と連携医療・看護と連携RI動物実験施設RI動物実験施設地域社会と連携地域社会と連携看護学科棟看護学科棟遠隔教育遠隔教育静岡大学等研究産学連携スマート・ライブラリ(附属図書館)自己学修強化自己学修強化一体的活用一体的活用研究と連携研究と連携産業界・産業界・総合人間科学総合人間科学基礎研究棟基礎研究棟国際化国際化教育海外表紙の写真本学学生と講義実習棟111213-1613-14151617-1817182〜 各分野と連携し、共に創造活動を展開できる「共創」拠点の実現 〜学会賞等受賞講座・研究室紹介大学ニュース卒業生は今キャンパスのイノベーション・コモンズ化

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