浜松医科大学 NEWSLETTER 2023.3(Vol.49 No.2)
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NEWSLETTER 二十歳からちょうど40年間お世話になりました。思い返せば20代は、よく遊び・よく学びました。夜勤でも寝る間も惜しんで遊んでいました。30代は子育てに追われる日々でした。今のように産後・育児支援が充実していない中でなんとかやってこられたのは、夫・両家のお陰です。協力に感謝しています。仕事と育児の両立に悩む私に、良き理解者である母は「継続は力なり」と言って励ましてくれました。その母も現在87歳です。40代は子供の成長と共に姉の死という辛い出来事もありました。看護の本質に向き合う中でマネジメントの楽しさを副看護師長でファーストレベルを受講して感じることができました。今思えばサードレベルまで続いたのは、当時一緒だった同僚と仕事を通して人生を語り合えた事が大きいと思っています。そして、当院しか知らない中で看護師長になり、大学院卒業、PNS導入、委員会を通して5S活動、院内デイ・らくらく体操等様々な看護活動ができました。気付けば50代・・多くの素敵な先輩、同僚、後輩(副看護師長)、新人に囲まれ学び続ける環境に恵まれ、認定看護管理者になり、現在の緩和ケアセンターで定年を迎えます。 今後は、家族に恩返ししながら自分の子育てで感じたストレスを緩和できるよう働く女性支援として病児病後児保育に関わります。部署は違いますが、今後とも宜しくお願いします。 浜松医科大学医学部附属病院に看護師として入職して、長いようで短かった40年間でした。いろいろな部署を経験させていただき、多職種の方と知り合い、患者のために共に一生懸命各々の役割を果たすよう努めることができたと思います。多くの出逢いがあり、人生の最も重要な時期に多方面の方々と出逢うことができたことは貴重なことであり、かけがえのないことだと感じています。院内のみにとどまらず、院外の多くの方と知り合い、多くのネットワークを作ることもできました。 定年退職を機に私事ではございますが、附属病院を卒業し、新たな場所で今まで経験し、学んだことを生かして次のステップに進もうと思っています。 患者の気持ちに寄り添うことをいつまでも忘れずに医療は思いやりであることを胸に今後も頑張っていこうと思っています。 『皆様、在職中は本当にありがとうございました。』本学の益々のご活躍、発展を祈りつつ、感謝の言葉とさせていただきます。 昭和60(1985)年4月に本学医学部一般教育(現:総合人間科学)に採用され、38年間勤務させていただきました。途中、3回の出産で4人の子供を持ち、仕事を続けられるか不安もありましたが、周りの皆様や家族に支えられ、なんとか無事定年を迎えられることとなりました。感謝の気持ちでいっぱいです。 私のメインの仕事は後期の医学科1年生の学生実習です。現在は10月から11月半ばまでで、1/3ずつの人数で生物学、化学、物理学実習が同時に進行する形になっていますが、以前は10月の生物学実習から始まり、物理学実習、化学実習と2月まで行っていて、これら全てに関わらせていただきました。38年と長きにわたりましたので、親子2代でご指導させていただいた学生さんもおられ、とても感慨深かったです。また、その他に先生方の研究支援業務をさせていただきました。針山孝彦先生の時には、視物質発色団の分析法を学び、さまざまな研究に携わらせていただき、日本動物学会での発表も経験させていただきました。振り返りますと、本当に周りの皆様に助けられて過ごしてきたなと感じます。 改めて長年にわたり恵まれた環境で勤め上げられたことを多くの方々に感謝するとともに、本学の益々のご発展を心より願っております。 最後になりますが、セカンドライフは好きなテニスと三線を楽しみたいと思っております。看護部 看護師長伊藤 湯加理看護部 看護師長工藤 ゆかり技術部 技術専門員外山 美奈840年間の想い出感謝の言葉感謝の気持ちで迎えた定年

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