浜松医科大学 環境報告書2023
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01 今年、浜松医科大学は開学49年を迎えました。卒業生は、全国各地の医療現場や研究分野、行政機関などで活躍しています。ちなみに現在の日本医師会長である松本先生は本学1期生です。建学の理念に謳われている、「優れた医療人を育成し、独創性のある研究成果を世界に発信し、地域医療を中核的に担う」ことが私たちの使命です。開学してから半世紀を経ていますが、この理念は医療や看護の高度化、専門性の重要性が顕著な現代においても聊かも揺るがない、大学運営の羅針盤と言えます。 新型コロナウイルス感染症が落ち着きをみせたものの、地球温暖化による異常気象に起因する発災や世界情勢の不安定化が社会・経済に深刻な影響を及ぼしました。地球温暖化への取り組みとして、多くの国や地域でカーボンニュートラルの実現を表明し、その達成に向けて様々な取り組みを行っています。医療・研究事業においても環境に配慮した活動が求められており、本学でも地域医療の中核としての責務を果たしながら建物の改修や改築に合わせて高効率空調機やLED照明器具を導入し、環境負荷を減らす取り組みを進めています。 この環境報告書を通して、本学での様々な活動に伴うエネルギー使用量や温暖化ガス排出量、廃棄物処理など現状を知っていただくとともに、SDGsに係わる環境活動の取り組みをご覧いただきたいと考えています。 浜松医科大学は国立大学法人として地域社会に対する責任を果たしていくとともに、地域医療に貢献する高度な能力を備えた高い専門性を有する医師・看護専門職を養成し、静岡県全体の医療の主導的な役割を担っていく所存です。 今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。浜松医科大学長学長メッセージmessage今野弘之

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