浜松医科大学 環境報告書2023
26/52

254-7-1総排水量の推移 本学の排水は浜松市水道の使用分と井水使用分,工業用水使用分の合計が公共下水に放流されます。グランドへの放水分,クーリングタワー等からの蒸発分を除いて概ね年間20万㎥が排水量になります。2009年度から蛇口に節水型水栓を取り付けたり節水型便器への改修により減少傾向にありましたが,2012年度からは建物の増加に伴い排水量も増加傾向にあり,新型コロナウイルス対応により患者数減少や大学講義のオンライン化などの影響により2020年度,2021年度は減少しましたが,2022年度は前年度比4.1%増加となっています。 本学は下水道法により管理される地域に立地しますが,生物化学処理の除害設備を設置しており,実験系の排水は安全を確認した後に排水しています。4-7-2公共下水接続前の除害施設 本学では公共下水に排水する前に実験・研究で使用した廃液を排出基準値以下になるように処理・確認しています。 医療の高度化に伴い,医療器具等の洗浄に使用する洗浄剤などが非実験系の一般流しから流出されることにより,廃液中の化学物質等が大きく変動するようになりました。水資源使用量(㎥)節水機器取付環境配慮の取り組み状況等044-7 総排水量について

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る