浜松医科大学 環境報告書2023
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365-1-7環境・健康等に関する教育活動 本学では,環境や健康等に関する教育を通じて,環境負荷低減意識の普及啓発,環境・健康等に関する人材育成に努めています。2022年度の主な講義名称と講義内容を下記に紹介します。講 義 名 称医療人類学心理行動科学Ⅰ・Ⅱ講 義 名 称健康社会医学化学実験基礎生物学Ⅰ・Ⅱ物質科学Ⅰ物質科学Ⅱ生化学感染症学・免疫学薬理学講 義 名 称環境と健康健康と運動生命科学臨床薬理学健康障害と食事療法回復期健康問題と看護健康(health)や病い(illness)という現象を,人文社会科学的アプローチ及び自然科学的アプローチの両輪を用いて,人類の歴史を背景に通文化/比較文化的に探求する。ヒトの行動や心理の特徴に関する基礎知識・応用知識を身につける。それらの知識や行動変容に関する技術を用いて,自分自身や他者の健康維持と促進,良好なコミュニケーションの形成,ストレス対応に役立てることができる。公衆衛生医の仕事の概要を理解するとともに,臨床医として必要な公衆衛生学・疫学の知識を得る。なるべく身近な物質や現象に着目し,観察や実験を通じて,化学的に考察する能力と態度を身につけるとともに,化学が我々の日常生活に深い関わりを持っていることを理解する。生物全般に共通した基本的な構造と機能,及び異なった生物の生活様式の違いに応じて分化した独自の構造と機能を理解する。さらに,それに基づいて,生物の多様性とヒトの生物学的特徴を解説できる能力を身につける。身近な事物や現象が,直接目では見えない物質の構造や反応性を支配する原理や規則を学習することによって化学的に推論し,理解できる能力を養う。生体内においても有機化合物が関与する現象は非常に多い。本講義では,有機化合物の構造や性質について学習する。生物が営む種々の生命現象の機構やその破綻により生ずる疾患の機構を分子レベルで理解するための基礎を築く。ウイルス・細菌・真菌・寄生虫によって惹き起こされる多様な感染症に対して,適切な診断,治療ができ,かつ予防のための指導ができるように,主要な病原微生物の性質,関連疾患について正しく理解する。薬物の生体への影響を概説するために,薬物動態を説明でき,薬物がどの様な仕組みで生体に働きかけるかを説明できる。環境と健康との関係を理解するために,環境を定量的に評価し,地域環境問題ばかりでなく,地球規模の環境問題が健康にどのような関わりを持っているかを学習する。健康・体力の保持増進の観点から健康と運動について学び,さらに看護師を目指す学生として,理解しておくべき運動やスポーツに関する科学的知識の習得を目指す。将来,看護師などの医療人として活躍するためには生命科学の知識が必須であり,生物学と化学の視点からその基本原理と考え方を学ぶ。薬剤の効果が最大限に発揮され,有害事象(副作用)を予防あるいは早期発見できるようにするための知識を得る。健康の保持・増進,豊かな生活をおくるために,健康と栄養の概念及び成人に多い健康障害と食事療法について学習する。回復期健康問題の特徴とリハビリテーションの概念について理解を深め,障害とともに生活する人に対する健康回復・維持のための看護援助について学習する。講  義  内  容講  義  内  容講  義  内  容主な環境・健康等に関する講義一覧【医学科,看護学科共通】主な環境・健康等に関する講義一覧【医学科】主な環境・健康等に関する講義一覧【看護学科】

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