浜松医科大学 環境報告書2024
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3.9%増加234-5-1災害時の水の確保と水資源使用量削減計画 本学では、三方原用水を水源とする大原浄水場からの市水と、工業用に供給されている工業用水の両方を利用して運用しています。市水は飲み水、血液浄化療法用の水源等に使用し、工業用水はトイレの洗浄水やグラウンドへの放水に利用しています。 三方原用水は、1960年~1970年にかけて国営事業として整備されましたが老朽化が激しく2015年から2024年にかけて大規模改修が実施されています。 同じく1958年に西三河地方南西部に完成した明治用水では2022年6月に大規模漏水が発生し、農業用水、工業用水が充分供給されず大変な事態となっています。本学では近年想定されている南海トラフ地震に備えて2本の井戸を掘り、市水の供給停止時にも対応できるよう備えています。4-5-2水資源使用量4-5-3水資源使用量の評価 病院は昔から1床1tと言われるほど水を多く使用します。患者数も年々増加していることから2023年度は2022年度比3.9%の増加となっています。4-5-4削減対策 大規模災害時には水道水が途絶するにもかかわらず、人工透析等多量の水が必要となります。水の使用量を削減し、近年想定されている南海トラフ地震が起きても災害拠点病院の機能が継続できるように、今後も建物を建設・改修する際には節水型便器、自動水栓を使用し使用量の削減を行います。2022年度実績浜松市水道購入分 22,544㎥井水使用分    85,666㎥工業用水使用分  109,478㎥ 合   計   217,688㎥2023年度実績浜松市水道購入分 26,035 ㎥井水使用分    82,288 ㎥工業用水使用分  117,922 ㎥ 合   計   226,245 ㎥環境配慮の取り組み状況等4-5 水資源使用量について04

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