北海道教育大学 2024 大学案内
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iHokkadoUniversity of Education[国際地域学科(函館校)]18 国際的な視野と教育マインドをもち、豊かなコミュニケーション能力を発揮しながら、地域を活性化できる人材を養成することを特色としています。 現代において地域の諸課題を解決し地域を活性化するためには、関連する諸科学を国際的な観点から結びつけ統合することが必要であり、また、地域振興を担う人々を育成するという意味で教育学的視点も重要です。国際地域学科は、広い意味での「教育」を基軸としつつ、〈国際的な視野から地域の諸課題解決を志向する統合的知〉としての地域学という理念を掲げて人材養成を行います。厚真町での実習の様子ポスター発表函館市南芽部地区での実習の様子チャオプラヤ川にて日本語学習支援概論の授業広く世界を知り、地域の課題解決と活性化を担う人材を育成地域プロジェクト地域で活躍する上で必要な実践的課題解決能力を養うための、全学生必修の地域課題解決型科目 地域の様々な現場が抱えている課題を突き止め、その解決を図るためのプロジェクトに取り組む科目です。地域課題の調査・把握からプロジェクトの構想・実施に至るまで、学生たちがチームを組み主体的に進めるため、苦労も大きいですが、その分大きく成長できると好評です。こうしたプロジェクトを40以上も実施している大学は、全国でもこちらの学科のみです!ソーシャルクリニック地域課題診療所「ソーシャルクリニック」モデルその構築に向けた試みを道南各地で展開中 ソーシャルクリニック(SC)とは、地域課題の診療所のような存在をイメージした本校オリジナルの地域協働モデルの名称です。本校教員の多様な専門性を活かした学際的アプローチにより既存の手法では解決できなかった新たな解決方法の開発を試みる一方、平成30年度からは学生が参加する一部のSC活動を授業科目化しました。 たとえば、1年生から学ぶ「ソーシャルクリニックと地域」では、人口減少問題への対応や地域振興、被災地での復興支援、地域の情報を魅力的に発信するスキルなど、さまざまな地域課題の最前線で活躍する多彩なゲストスピーカーのお話を聞くことができます。また「地域づくり支援実習」の履修により、被災地での支援活動も、単位として認められます。海外スタディーツアー卒業までに、世界を見よう! 国際協働グループの学生は、卒業までに海外体験型科目の履修が必須です。科目は交換留学に加えて各国での語学短期研修、海外インターンシップや教員の引率でアジア圏やヨーロッパ圏等の海外に行くスタディーツアーなど、充実したメニューから選ぶことができます(海外体験型科目履修には、学費とは別に渡航費用、留学費用などが必要です。補助金の制度もあります)。国際地域イノベーター人材養成プログラム様々な地域課題を多角的に捉え、地域社会の無限の可能性を引き出せる革新的な人材を養成します これからの地域社会はさまざまなバックグラウンドを持つ人々が共生・協働していく社会であり、地域の問題をグローバルな視点で多角的に捉え、共生・協働を主導していく人材が必要です。そのため国プロでは、さまざまな地域課題を多角的に捉え解決できる能力を、専攻・グループの垣根を越えて育成していきます。 国プロには、2つの「国プロ専攻」(「日本語学習支援」と「地域づくり」)があり、地域の持つ課題について自分なりに考え、課題解決のための実践ができる能力を身につけていきます。既に開講されている「日本語学習支援概論」「地域づくり支援実習」に加え、令和5年度からは「日本語学習支援実習」「観光まちづくり実習」もスタートします。ぜひ、一緒に創りあげていきませんか!国際地域学科の特徴的なプログラム国際地域学科函館校

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