北海道教育大学 札幌校 キャンパスガイド 2025
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Hokkaido University of Education SapporoStudent life support 学生生活の支援  課題や問題点を整理し自分の言葉で説明する11②日本学生支援機構貸与奨学金 日本学生支援機構は、人物・学業ともに優秀で、経済的理由により修学に困難があると認められる者に対し、願い出により選考の上、学資の貸与を行っています。 選考にあたっては、募集を4月上旬に行い、申請者の種々の条件(学力・家計状況等)を考慮して本学において選考され、適格者を日本学生支援機構へ推薦します。2121計Student life support33けでなく学生ボランティアにも積極的に参加することで教育現場での経験をより積むことができたと思います。また社会科を教える上でも、私は実体験を踏まえて伝える方が効果的だと考えています。そのため、所属する倫理学ゼミでの自身の研究に関連して、モスクへ行ってみるなど、フィールドワークに取り組むよう心がけました。札幌校で過ごしてよかったところ 自分と同じように教員を目指す仲間に出会えたことが良かったと思います。小学校教員を目指す学生や他専攻の学生などとも交流ができ、自分の考えも深まりました。交流が続いている多くの友人は今でも心強い存在です。また札幌が北海道第一の都市ということもあり、実習やボランティア先で多様な子どもたちに出会えたことも、大きな財産になっています。受験生へのメッセージ 私は、はじめから明確な理想を持って入学したわけではありませんが、大学での学び、指導教員や友人たちとの関わりなどを経て、今こうして中学校教員というやりがいのある毎日を過ごせています。これから入学する皆さんもきっと、札幌校での学びや経験を通して自分のやりたいことがより明確になると思いますし、それを実現する力をつけられるのが札幌校です。いつか同じ教員として皆さんと一緒に働ける日が来ることを心待ちにしています。進学理由 大学3、4年生の教育実習が大学院進学のきっかけでした。学部2年間の実習では自分が学んだことを十分に発揮できず、思っていた通りの授業ができないといった多くの失敗を経験しました。しかし、このような失敗だけではなく、実習を通して自分が持つ教師としての強みを発見することができ、自分が目指す教師像を明確にすることができました。その上で、学部時代の実習の反省や振り返りから新しい課題や目標を持ち、教科指導に対しての知識や理解をより深め、教職に就いた際に活かすことができる「実践力」を身につけるため、教職大学院への進学を決意しました。大学院進学に向けて頑張って勉強したこと まずは、「何を目的にして大学院に進学するのか」、「教師としての自分自身の現状はどうか」という自己分析後に、現在の学校の現状や教育の諸問題についても調べ、課題や問題点を整理しました。その上で「自分が現場に立つ教師であればどのように対応するか」という視点に立ち、学部で得たスキルやそれまで実習で関わってきた児童・生徒の実態などと照らし合わせながら、自分自身の意見を持つことを意識していました。さらに、大学院で実践研究を行うテーマや方向性を固め、どのような手段で調査を行うか、対象はどうするかといった研究の簡単なイメージを頭の中で考えておき、自分の言葉で説明できるようにしました。受験生へのメッセージ 「学部では学びきれなかったことを学んでみたい」、「自分の専門領域に関する理解を深めたい」もしくは「これまでの専門領域とは異なることを学んでみたい」と考えている皆さん。これらを叶えることができる場所が「教職大学院」です。特色豊かな講義や実際の学校現場での実習を通して、毎日多くの新しい発見や学びがあります。さらに、大学院には年齢や教職勤務経験の有無などに関わらず多様な院生が在籍しています。そのため、同じ大学院の仲間との交流を通じて、新たな視点の獲得や実際の教育現場での声を聴くこともできます。これまでの自分と向き合い、理想とする姿を目指して教職大学院でともに学んでみませんか?及び日本学生支援機構給付奨学金)交換留学に関する情報は、本学国際交流・協力センターのWebサイトから確認してください。詳細はこちら➡ 令和2年4月から高等教育の修学支援新制度が始まり、授業料等の減免と給付奨学金の2つの支援をあわせて受ける制度となりました。この支援制度は、世帯の収入などの要件とともに、高校や大学の成績だけでなく、明確な進路意識と強い学びの意欲、学修状況等をしっかりと確認した上で学生に対して支援するものです。①・②における詳細やその他支援制度は、本学ホームページならびに大学案内をご覧ください。[旭川東高校 出身]令和5年度言語・社会教育専攻 社会科教育分野 卒業現所属●札幌市立向陵中学校 教諭中国台湾韓国オーストラリアアメリカイギリスノルウェーベルゲン大学( )内の数は、日本学生支援機構による海外留学支援制度(協定派遣)奨学金受給者を内数で示します。※令和2年度は新型コロナウイルス感染症流行のため、札幌校における留学を中止しました。交換留学生派遣実績(過去5年間)国・地域名 北海道教育大学は、国際交流協定を締結し学生交流に関する覚書を交わしている14か国・地域の36校と、交換留学を中心に活発に国際交流を行っています。本学学生は、1学期(最短3か月)から1年間、休学せずにこれらの国際交流協定校へ留学することができます。 なお、留学期間中、本学には授業料を納めますが、留学先大学での授業料は免除されます。 また、海外留学のための経済支援制度として、奨学金等に申し込むことができます。留学先大学名瀋陽師範大学天津外国語大学台北市立大学漢城大学校ソウル教育大学シドニー工科大学ジェームズクック大学 4(4)アラスカ大学フェアバンクス校アラスカ大学アンカレッジ校 1(1)ロンドン大学アジア・アフリカ学院 2(2)ロンドン大学バークベックカレッジ令和元年度令和2年度令和3年度令和4年度令和5年度1(オンライン)1(オンライン)1 9(7)0*2(オンライン) 4(0) 5(2)[苫小牧東高等学校 出身]令和5年度言語・社会教育専攻 英語教育分野 卒業現所属● 高度教職実践専修  1(1)1(1)教科指導・授業開発コース│中学校教諭│野々村 蒼月 さん札幌校の経済支援札幌校の国際交流│大学院生│星 瞬太 さん①高等教育の修学支援制度 ( 入学料・授業料の減免

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