[Q&A]17 旭川校は、教科教育に重点を置き、特に中学校教員に求められる各教科の実践的な指導力を養います。また、教科教育に精通する小学校教員も養成します。 釧路校は、小学校教員を中心に、特にへき地・小規模校教育等、家庭、地域、社会との関わりを重視した教職教育を展開します。 教員養成課程においては、専攻毎に卒業要件を満たすことで取得可能な教員免許状(主免許状)が定まっており、最低1種類の教員免許状が取得可能です。卒業要件以外にも必要単位を修得すれば複数の教員免許状(副免許状)が取得可能です。ただし、単位の修得状況によっては、4年間での取得が困難な場合もあります。 教員養成課程では、主免許状については卒業と同時に取得可能ですが、副免許状については、卒業要件以外に単位を積み重ねる必要があります。取りやすさについては、どの専攻に所属して、どの教員免許状の取得を希望するかによって異なりますので、一概には言えませんが、中学校1種免許状(各教科)を取得可能な方は、高等学校1種免許状(中学校と同じ教科)を比較的取得しやすいです。将来教員になりたいと思っています。教員養成課程3キャンパス(札幌校、旭川校、釧路校)の違いを教えてください。 札幌校は、教育の現場で求められている新しい教育課題に対応する小学校・中学校の教員を養成します。どの専攻に入っても教員免許状は取得できますか。取得できる免許状の種類も教えてください。教員養成課程を志望していますが、専攻によって教員免許状の取りやすさは違うのですか。卒業時に取得できる免許状のほかに、所定の単位を修得することにより取得できる免許状がありますか。また、現実的に取得できるものか教えてください。 8ページの「教員免許状」の注意書きにあるように、時間割が重なる、教育実習先の受け入れ人数に限りがあるなど、取得可能な免許状は所属する専攻・分野だけでなく取得しようとする免許状の種類によっても異なります。例えば、札幌校の理数教育専攻では卒業時に小学校教諭1種免許状を取得できるほか、所属する分野の教科の中学校1種・2種、高等学校1種免許状の取得も可能ですが、他の教科の免許状については、所定の修学年限内に取得することができないこともあります。 札幌校と函館校では、外国人に対する日本語教育の教員養成に関する科目が開設されています。日本語教育に関する基礎知識を得ようとする者、将来日本語教員になろうとする者は、前述の科目の単位を修得することが望まれます。最低修得単位を満たした者には、申請があれば「日本語教員養成科目単位修得証明書」を発行します。また、所定の科目の単位を修得した場合は、令和6年度より開始される「登録日本語教員(国家資格)」の試験において、「基礎試験」の受験及び「実践研修」の受講が免除されます。(令和15年3月31日まで)教育実習が不安です。教育実習前に学校現場を経験することはできるのでしょうか。 教員養成課程では、3年次で行う教育実習に自信をもって臨めるよう、1〜2年次に学校現場を体験する授業「学校教育の実践と省察Ⅰ・Ⅱ」を実施しています。また、大学での授業に加え、教育実践力向上CBTを用いて、学校現場で起こりうる事象を想定した具体的な対応方法を学んでいます。 このように、教育実習に向けて学校現場での学びと大学での学びとを往還しながら、教師としての学びを段階的に深めていきます。学校図書館司書教諭の資格取得について教えてください。 学校図書館司書教諭講習において所定の科目の単位を修得することが必要ですが、本学で開設する科目(授業科目:学校経営と学校図書館、学校図書館メディアの構成、学習指導と学校図書館、読書と豊かな人間性、情報メディアの活用)の単位を修得した場合は、講習において修得した科目の単位とみなされ、講習受講手続(受講申込みを行うだけで実際の受講は免除される)を行うことにより修了証書が授与されます。日本語教育に興味があります。そのための授業はありますか?教員採用試験等で不合格となってしまった場合は、卒業した後も何か大学からサポートはありますか? 卒業後もキャリアセンターで就職相談を受けることができるほか、各種セミナー、面接指導等を受講することもできます。Q1A1Q2A2Q3 A3Q4A4Q5A5Q6A6Q7A7Q8A8Q&A(教員養成課程に関して)
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