北海道大学 農学部 学部案内 2022
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35北方生物圏フィ−ルド科学センタ−は、2001年4月に、農学部・理学部・水産学部に所属していた生物系附属施設を統合して設立された教育研究組織です。植物園・研究林・農場・牧場に加えて幾つかの臨海臨湖実験所を有しています。森林−耕地−海にいたる多様なフィールドを基盤とした教育研究が展開され、本学のみならず、他大学や海外から多くの研究者・学生が利用しています。札幌農学校の附属施設として、1886年に開園した国内で2番目に古い植物園です。13.3haの敷地内には、豊平川扇状地の自然地形と明治時代建造の博物館建物群が残され、約4,000種類の植物が自生・植栽されています。主に北海道に自生する野生植物を対象に、植物分類学および生態学の研究を行っており、生物資源科学実験をはじめとした実習や、卒業論文・修士論文・博士論文の指導も行っています。森林圏ステーションは、北海道内および和歌山県に所在する7つの研究林からなる総面積約7万haのフィールド施設で、大学が所有するフィールドとしては日本最大、世界でも最大規模の施設です。これらのフィールドでは、生物多様性・生態系機能・地域資源管理などの先進的な実験・研究が行われています。また、農学部森林科学科の実習をはじめとして多くの学生実習に利用され、フィールド科学に関する実践的な学習の場を学生の皆さんに提供しています。Field ScienceCenter for Northern Biosphere理論を実証するフィールド植物の多様性を科学し保全するフィールド理論を実証するフィールド北方林を中心とした野外科学の研究・教育フィールド植物園森林圏ステーション・研究林北方生物圏フィールド科学センター

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