北海道大学 農学部 学部案内 2022
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39日本各地から集まった農学部生の生活はさまざま。農学部ならではのアルバイトやサークル活動も盛りだくさんです。大学生活を充実させるコツを聞いてみましょう。【札幌での暮らしについて】早川:札幌での暮らしについてどう思っているのかお聞きしたいと思います。札幌という街に住んでみて実際どういう風に思いましたか?前田:北大は札幌駅に近く、暮らしを始めるにあたってモノを揃えるのにすごく便利で助かりました。西山:私は出身は東京なんですが、北大が近いのもあって、緑豊かなところで交通の便もいいですし、すごく便利な都市だなと思っています。早川:札幌というと、都市としての一面もあれば、車で30分、1時間も行けば、海だったり山だったりに行ける。そういうところにコロナ禍では厳しいかもしれないけど、課外活動とか、自然と戯れる機会はありましたか?前田:サークルで農家さんにバイトで行く機会があり、比較的近い栗山まで1時間くらいで行けて、自然豊かな環境で農業にふれさせていただく経験がありました。森:僕は部活の友達と車を借りて、北海道は広いので網走や帯広のほうに行って、コロナ禍の前は北海道を楽しめました。早川:そうですね。都市の面と少し行けば山が畜産科学科 助教早川 徹大阪府清風南海学園高等学校出身畜産の勉強をするなら北大だろうという思いで北大へ進学。卒業後、一般企業勤務を経て、教員へ。2021年度応用生命科学科4年森 直輝岐阜県立大垣北高等学校出身北海道大学硬式庭球部に所属。古着やカフェ巡りが趣味。あってすごくいいところですよね。逆に、こういうところは不便だったり、嫌だなというのはありますか?森:冬に雪が積もって、足である自転車が使えず徒歩で行かなければならない。札幌駅から南側は地下歩道がすごく整備されていて動きやすいが、それより北側になると徒歩か公共交通機関での移動になるので、冬に限っては不便だなと思っています。早川:みなさんの生活について、もう一つお聞きしたいのが、去年くらいからコロナで自粛など制限されるようになりましたが、以前と比べて具体的にどういう変化があったか。困ったことがあったら教えてほしいと思います。西山:一番変わったのは出かける回数が減った。私はカフェに行くのが好きで、そこで勉強していたりもしたので、そういうことができなくなって、勉強の気分の切り替えがしづらくなりました。森:部活の仲間と、部活終わりにご飯に行ってたのができなくなった。部活も禁止になったり学校の授業もオンラインになったりして、家での生活を強いられることになりました。2021年度農業経済学科4年西山 美咲東京都山脇学園出身吹奏楽部に所属していた。お菓子づくりが趣味。早川:みなさん、出かけられなくなって家にいる時間が増えたと思いますが、勉強以外ではどういう風に過ごしていますか。前田:去年は実習で北大の圃場の一部を貸してもらえて、ひたすら家庭菜園じゃないですけどそういう作業に打ち込んでいました。森:僕も家で過ごす時間が増えたので、運動しなきゃいけないと思い、北大のメインストリートを走ったり、豊平川の河川敷を走ったりして少しでも気分を紛らせようとしました。早川:家にいる時間の中で何か目的意識をもって、いわゆるおうち時間で取り組んだことはありますか?西山:今までちょっとだけ興味があったのですが、簿記とか経済学など、経営とか専攻と違う分野で興味があったものを勉強してみようかなと思い、新しく本などで独学で勉強を始めました。森:大学院に行くつもりなので、就活はまだしない予定でしたが、どういう企業があるのかとか企業研究をしました。早川:普段、みなさんは4年生なので研究室に入って、研究活動をしていると思いますが、それ以外のことに充てることができたようですね。それは自分にとって有意義でしたか?普段の勉強と比べてどうでしたか?前田:身になったという感覚はまだないですけど、新しいことをしているなという有意義さ、達成感じゃないけど充実感はありました。森:僕は企業研究で企業について書き出してみたのですが、普段の会社のイメージとホームページのイメージがこういう風に違うのかなと、いろいろ発見があって、自分の興味のあることについて触れることができました。西山:それまではサークルにすごく時間を取られていたので、その分を違う勉強に充てることができたのは、よかったと思います。自分の分野と違うことを勉強することで少し視野が広がりました。2021年度生物資源科学科4年前田 陽佑神奈川県立柏陽高等学校出身サッカーサークルに所属。家庭菜園が趣味。Students’ life農学部での生活

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