北海道大学 歯学部学部紹介 2022
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北海道大学歯学部では、希望に満ち溢れている皆さんをお待ちしています。3北海道大学大学院歯学研究院長歯学部長北海道大学歯学部は、札幌キャンパスのほぼ中央にある美しいイチョウ並木に面しています。札幌駅からも近く、歯学部の校舎から外をみると季節折々の彩りをみせる木々と遠くにそびえ立つ銀色に輝くビルのコントラストを楽しむことができます。希望に満ちた皆さんが北海道大学歯学部の一員として、我々とともに歯科医学を学び、そして、豊かな人間性とリーダーシップを有する歯科医師として世界に羽ばたくことを心から期待しております。北海道大学歯学部は1967年に設置されてから既に50年以上が過ぎました。その間、本学の目標である「口腔の健康管理を通して、全身の健康管理に寄与し、ひいては人類の健康と福祉に貢献する」に則り、時代とともに教育・研究・臨床をより充実・発展させて、多くの優秀な歯科医師、研究者、教育者を輩出してきました。その一方で、私たち歯学部は、北海道大学が有する基本的な精神・理念も受け継いで人材育成に尽力しております。北海道大学の4つの理念とは、未知の分野を切り拓く「フロンティア精神」、世界で活躍できる「国際性の涵養」、人としての成長を意図した「全人教育」、社会に貢献できる「実学の重視」です。人として、広い視野と高い志を持ち、様々な課題を自ら解決へ導く姿勢を有し、そして、心豊かな医療人になっていただきたいと思っております。本誌では、北海道大学歯学部に入学した後のキャンパスライフやクラブ活動、また、授業カリキュラムや卒業後の進路などについて紹介してあります。本学では1年を4分割した4学期制を取り入れ、歯科医学および関連医学、ならびに、医療人として必要と思われる幅広い多彩な授業カリキュラムを設定しています。例えば、2年生から3年生にかけては、基礎医学が中心となりますが、歯科医院での見学、ならびに、外国人講師による歯学英語の授業も実施します。海外への短期留学もありますので、是非、グローバル社会で活躍できる歯科医師を目指して頂きたいと思います。4、5年からは歯科臨床の授業・実習が始まりますが、再度の歯科医院への訪問、歯科器材企業や在宅歯科医療の見学、さらには、医療安全・法歯学・地域医療・多職種連携などの履修科目があり、歯科医師というプロフェッショナルを育成する上で様々な視点からの講義や演習を用意しております。その後、共用試験制度であるCBT(computer based testing)やOSCE(objective structured clinical examination)に合格した歯学部生がStudent Dentistとして、北海道大学病院での診療参加型臨床実習を行うことになります。私たち教職員は、皆さんに歯科治療の技術だけでなく、十分な基礎医学を修得し、国際性豊かな、また、これからの歯科医学・歯科医療の発展に貢献できる歯科医師になってほしいという思いから、このようなカリキュラムを用意致しました。明日の歯科医療・歯科医学を築き上げるのは、今、このパンフレットを手にしている皆さん自身です。口腔からのアプローチによる健康の維持増進は、歯科医療の大きな目標であり、さらに発展すべき課題です。口腔は、単に「食べる」ことだけではなく、会話に必要な言葉を発する場であり、また、人の顔の表情をつくる重要な場にもなっています。口腔領域を扱う歯科医療は、我々の健康、そして、クオリティー・オブ・ライフに重要な役割を果たすことを理解して頂けると思います。そして、希望に満ちた皆さんが、北海道大学歯学部の仲間に加わり、我々と成長して世界に羽ばたいてゆくことを楽しみにしております。網塚憲生歯学部長からのメッセージ

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