School of Engineering, Hokkaido University 2021-202223│これが欧米人に自信の無さと受け取られ、相手に主導権を握らせる要因となるため注意が必要です。会社も同じで、入社当時は機械系の多い職場の中で萎縮していました。しかし、出身学科など殆ど関係なく、高いモチベーションと何事も貫く姿勢が大切である事を知りました。社会に出てから学ぶ事の方が遥かに多いのですから、北大で学んだ「考え方」や「人脈」を更に広げ、皆様が夫々の道で活躍される事を期待しています。応用マテリアル工学コース研究室紹介環境材料学研究室エコプロセス工学研究室組織制御学研究室黒目 和也さん三菱重工業㈱ 原子力事業部 新型炉プラント設計課 課長1995年3月 工学部 金属工学科 卒業1997年3月 大学院工学研究科 物質工学専攻 修士課程 修了▶電解めっきによって形成されたAl平滑表面に反射する北大の校章教授 上田 幹人│准教授 松島 永佳│助教 熊谷 剛彦光を使って表面をナノスケールで観察し、耐食性表面や反応界面における微細な構造を明らかにします。レアメタルなどのリサイクルや高純度化プロセスを考え、国内における金属資源の循環を目指します。▶汚染物質を吸着した後の回収を容易にする磁性強化ゼオライト▶左図:微少靱性計測のためのマイクロカンチレバー試験 右図:アルミニウム合金の再結晶過程その場観察■主な研究テーマ●高効率材料製造プロセスの開発●電磁振動によるマイクロ流動誘起●触媒反応用金属系マイクロリアクターと高効率熱交換システムの開発●電磁場による合金の濃度分布制御●ミリスケール流路における気液二相流の遷移現象の調査●磁場を利用した結晶配向による高機能材料の創製■主な研究テーマ●耐火金属基超耐熱合金の組織・組成設計●超軽量金属材料を目指すアルミニウム合金や マグネシウム合金の設計●結晶性材料の組織形成過程・変形機構の解明●計算機シミュレーションによるモデル合金内での原子の 拡散や状態変化の追跡教授 三浦 誠司│准教授 池田 賢一│助教 瀧澤 聡生産量数百万トンの巨大な鉄鋼製造プロセスから、新材料の創生を可能にするマイクロプロセスまで、その成否は運動量、熱および物質移動の精密なコントロールにあります。この命題に電磁場をツールとした新規プロセス開発と新規マイクロプロセス創生の二つの面から、取り組んでいます。環境に優しい社会の実現に貢献するために、1500℃級超耐熱合金や、軽量高強度合金などを開発しています。最短経路での合理的な合金開発のために、物性と組織、組織と合金組成の関係を計算科学も含めた『実験的』な追求と『理論的』な理解を通じて、物性・機能実現のための組織設計・組成設計の確立を目指しています。教授 岩井 一彦│准教授 大参 達也新規な材料を創製するためには必ず「革新的なプロセス」が必要です。電気化学プロセスに基づいた材料表面科学を用いて新しい機能性材料作製法の開発に挑戦し、工業化・応用展開を目指します。材料を構成するナノ・ミクロの複雑な組織を自由にコントロールし、今までにない優れた特性を持つ材料を創生することが私たちの目標です。モデリングとシミュレーションを駆使して、材料内部のダイナミックスを解き明かし、特に強靭な新構造材料を開発することに取り組んでいます。■主な研究テーマ●材料組織のモデリングと数値解析 ●原子シミュレーションによる高温相変態の解析 ●鉄鋼材料強靭化のための組織制御法の開発 ●データ科学による組織▶コンピュータで予測した 凝固組織の多様な形態准教授 菊地 竜也教授 大野 宗一│助教 山田 亮パリOECD本部にて(右が私です)│卒業生からのメッセージ強度システム設計研究室https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/lmsm/http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/ecopro/■主な研究テーマ●アノード酸化を用いた自己規則化ナノマテリアルの作製●高速超親水・滑落性制御型超撥水金属材料の開発●ナノ構造の最適設計による機能性金属材料の創製https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/LMC/モデリングによる材料設計 予測の高度化 未来へと続く道は、研究室から始まる。生産システムの高効率化をはかる。新素材の開発で世界に貢献する。わが国の基幹産業を背負って立つ。ここには、研究者の夢がある。私は三菱重工に入社し、主に高速増殖炉や核融合炉等の設計に従事してきました。現在は福島第一原発事故対応も加わり、全ての分野で欧州企業と協業しています。彼らとの打合せで常に心掛けている事は、「文化の違いを意識し、堂々と主張する」ことです。多様化するグローバル社会では、文化の違いを理解することからリスク対策は始まります。同じ欧州でもフランス人とドイツ人で考え方が違いますから、相手を見て自分の対応を変えるしかありません。また、多くの日本人は自己表現が苦手です。http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/CorrLabo/表面の制御でロングライフ材料を■主な研究テーマ●非水系電解液を用いたアルミニウムやアルミニウム合金の電解めっき技術の開発●金属表面に形成される耐食性表面の研究●使用済み二次電池からの金属資源のリサイクル●水電解や燃料電池などの水素エネルギーデバイスの応用研究●原子間力顕微鏡によるダイナミックな金属原子の直接観察電磁・応用プロセシング研究室http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/zaihan/高効率材料製造プロセスの開発材料をデザインする電気化学による材料表面科学の革新世界を相手に北大魂で勝負Laboratoryinformation未来を拓く知が集まる未来に挑む先輩がいる
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