北海道大学工学部のすべて 2021-2022
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情報エレクトロニクス学科情報理工学コース電気電子工学コース生体情報コースメディアネットワークコース電気制御システムコースSchool of Engineering, Hokkaido University 2021-2022│38│卒業後の進路電機、情報通信、精密機器、ソフトウェア、重工業、自動車、化学工業、医療関係の企業などに就職する者が多数ですが、大学、国公立の研究機関などで第一線の研究者として活躍している者も多くいます。その他、マスコミ、運輸、電力、製薬メーカーなど、多岐にわたる業種に就職実績があります。特にバイオインフォマティクス、生体医工学などの分野を修めた人材が求められている、医療機器、バイオ産業、食品、製薬企業まで進路の選択肢が広がっていることは、本コースの大きな特色として挙げられます。│取得可能な資格■高等学校教諭一種免許状(数学・理科・情報)人間情報工学研究室エキゾティック反応野分野光情報生命科学研究分野│生体情報コース 研究室紹介※資格の取得には指定科目の修得が必要です。■主な研究テーマ●聴覚系の補償技術の開発 ●機械による聴覚中枢系の機能拡張●音声知覚の神経機構の理解●低侵襲性の脳刺激法の開発●聴疾患の検出法の開発http://www.es.hokudai.ac.jp/labo/lnn/Top.html■主な研究テーマ●薬·遺伝子輸送システムの開発 ●細胞用内視鏡の開発●光学顕微鏡を用いた単一細胞観測情報処理の司令塔である脳の働きは多くが未解明です。本研究室では、脳の構造と機能を理解するために脳活動の計測を行っています。また、脳に情報を伝送する細胞インターフェースと音響センサを開発し、将来的に医療と福祉に役立つ研究を目指しています。私たちの研究室は、医療現場での診断や治療に役立つ薬・遺伝子輸送剤などのナノマテリアルを作成しています。また、細胞組織内でのナノマテリアルの行き先や役割を追跡する新しい顕微鏡の開発も行っています。日本が世界に誇る最先端のX線であるコヒーレントX線(波面がきれいに揃ったX線)を使って「これまで人類が見ることのできなかった世界を見る」顕微鏡を開発し、生命機能の解明や地球環境問題の低減を目指した研究を進めています。■主な研究テーマ●生きたままの細胞をナノイメージングし微生物の神秘に迫る●生体粒子の動きをナノレベル観察し生命機能を探る●動作中の自動車用材料を透視し地球規模の環境問題に挑む●最先端のX線を使った測定技術を極める教授 舘野 高│准教授 西川 淳教授 西野 吉則│助教 鈴木 明大▶聴覚皮質神経活動のイメージング▶細胞レベルでの観察▶ヒト染色体のX線CT画像その他 1名専門・技術サービス 1名運輸・エネルギー 2名※産業別就職状況・主な就職先は、2021年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。■主な研究テーマ●超短パルスレーザー光を用いた病理切片の無染色迅速診断手法●ロボット支援手術用の無染色イメージング内視鏡●無侵襲光イメージング、光計測技術●超音波と微小気泡を併用したドラッグデリバリ技術●見えない超音波を見せる技術■主な研究テーマ●可視光線を使って水を完全分解し、水素と酸素を生み出す研究●水素に代わる次世代エネルギーキャリア、アンモニアを光によって合成する研究●赤外線を電気エネルギーに変える透明な太陽電池の開発●太陽光エネルギー変換に重要な基礎科学の研究教育・研究機関2名公務員4名メーカー16名民間企業38名情報・通信18名計44名医療における診断•治療技術の高度化を目指し、光や超音波による新たな技術の開発を進めています。例えば組織を染色せずに見分ける内視鏡の実現や、超音波でがんの診断と治療を同時に実現する技術の開発を目指しています。バクテリアや植物は何十億年もの年月を掛け、太陽光を使って水から電子を奪い二酸化炭素を工ネルギー物質に変換する「光合成」というエネルギー変換の仕組みを獲得しました。そのエネルギー変換効率を超える「人工光合成」を実現する研究に取り組んでいます。世界最速の3Dバイオイメージング法やAIなどの特色技術を駆使して世界最高性能の装置を開発し、従来の技術では太刀打ちできなかった生命科学の謎に迫ります。開発技術の事業化・実用化もあわせて目指します。■主な研究テーマ●超高速バイオイメージング●大規模3Dイメージングによる神経ネットワーク解析●深層学習による生体画像解析、情報抽出●ニューロンレベル・ブレイン・マシン・インターフェース教授 橋本 守│准教授 工藤 信樹│助教 加藤 祐次特任教授 三澤 弘明教授 三上 秀治│准教授 渋川 敦史●AGC●SCSK●NTTデータ●NTTドコモ●大塚製薬 創薬基盤研究所●関西電力●コムチュア●札幌市役所●JX金属●静岡理工科大学 星陵高等学校●ズコーシャ●総務省 総合通信基盤局●総務省 北海道総合通信局●ソニー●大研医器●帝人▶位相共役光による生体イメージング▶時間分解光電子顕微鏡▶当研究室で開発した、世界最速の3D顕微鏡│産業別就職状況●同仁医薬化工●西日本電信電話●日鉄ソリューションズ●日本アイ・ビー・エム●野村総合研究所●パナソニック●ビー・ユー・ジーDMG森精機●東日本電信電話●日立製作所●ファナック●富士通●北海道電力●マツダ●三菱UFJインフォメーション テクノロジー●みなとみらい特許事務所●ワイ・ディー・シー神経制御工学研究室http://tt-lab.ist.hokudai.ac.jp/ナノ材料光計測研究分野コヒーレント光研究分野http://cxo-www.es.hokudai.ac.jp/http://labs.ist.hokudai.ac.jp/bmsys/http://misawa.es.hokudai.ac.jp/https://www.mikamilab.org/神経工学で創る脳の機能とその未来生きた細胞の内部を探る教授 雲林院 宏│准教授 平井 健二最先端のX線で生命の神秘に迫る自然界の光合成を超える「人工光合成」を実現する光技術と情報技術を駆使して生命科学に革命を起こす光・超音波で診る・治す│主な就職先 (50音順)

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