北海道大学工学部のすべて 2021-2022
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機械知能工学科機械情報コース機械システムコースSchool of Engineering, Hokkaido University 2021-2022│50│卒業後の進路航空・宇宙、自動車、原子力、電気機器、製鋼・素材産業、精密機器、食品、繊維、化学、石油、プラントエンジニアリング等の製造業のほか、運輸・通信サービス、電力・ガス等のエネルギー企業で活躍しています。最近は、コンピュータ、メカトロニクス、宇宙機器などの電子機器・情報関連産業や運輸・通信サービス産業への就職も多くなってきています。これらの分野において、開発設計製造、研究、企画、管理等の中枢的部分において活躍しています。教育および研究公務員へ進む者も多数います。│取得可能な資格■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)■甲種消防設備士(受験資格)■建設機械施工管理技士(受験資格)■建築施工管理技士(受験資格)■電気工事施工管理技士(受験資格)■管工事施工管理技士(受験資格)※資格の取得には指定科目の修得や、卒業後に実務経験が必要なものもあります。エネルギー環境システム専攻 原子力環境材料学研究室▶セメント材料に収着した放射性核種の定量分析量子理工学専攻 中性子ビーム応用理工学研究室利用施設「HUNS」量子理工学専攻 プラズマ生体応用工学研究室構造物の開発●ヘリカル型装置における高速イオンの閉じ込めに関する研究●核融合プラズマ解析及びプラズマ生体応用のための自由境界電磁流体 (MHD) コードの開発量子理工学専攻 量子ビーム材料工学研究室(A/B) ▶世界的にも数少ない高透過力X線小角散乱装置量子理工学専攻 プラズマ材料工学研究室https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/ppel_jp/▶サイクロトロン運動する陽子の確率密度分布。量子論効果により円軌道全体に分布している。│機械情報コース 研究室紹介めざすは放射性廃棄物の安全な処分と放射能で汚染した環境の修復。原子力工学、地球科学の知識と放射性物質取扱技術を駆使して、環境中の放射性物質の移行挙動を把握し、地下埋設処分の超長期にわたる安全性の予測や、新しい環境修復技術の評価を行います。■主な研究テーマ●土壌環境中における放射性セシウムの収脱着挙動に関する研究●地質媒体中での放射性核種の化学形態とそれらの移行に関する研究●地下深部の処分環境下における人工バリア材料の長期健全性評価●原子力施設の廃止措置に関するシナリオ評価と技術・コストの最適化物質・材料・生体・原子核物理・素粒子物理・輸送機器・エネルギー・情報通信・考古学などの発展の基盤となる、電子加速器を用いた「中性子ビーム利用技術」の開発研究とその実利用・産学連携を展開しています。■主な研究テーマ●素粒子加速器を利用した中性子源の開発●中性子輸送光学素子・中性子画像検出器の開発●分光型中性子イメージング法の開発●中性子とX線の融合連携イメージング法の開発●量子ビームを利用したマテリアル研究●宇宙放射線ソフトエラーの防止に関する産学連携▶北海道大学の電子加速器駆動オンデマンド中性子ビーム光、放射線などの電磁波やプラズマは様々な工業分野で利用されており、「核融合炉」のような将来のエネルギー源の研究開発でも利用されています。これらにとどまらず近年では、医療分野や農業分野など「生体」に対しても応用の幅が広がりはじめています。このような様々な応用に向けて、電磁波やプラズマが照射された材料や生体、電磁波やプラズマそのものの挙動や特性を『実験と理論解析の両面』から明らかにすることが当研究室の目標です。■主な研究テーマ●三次元屈折率分布の非破壊計測システムの開発●間欠照射医療用CTの画像再構成●発芽玄米中のGABA含有量に与えるプラズマ照射の影響●核融合炉内のプラズマー壁相互作用の解明と制御および炉内教授 小崎 完│准教授 渡辺 直子│助教 植松 慎一郎教授 加美山 隆|准教授 佐藤 博隆教授 富岡 智│准教授 山内 有二│助教 松本 裕▼玄米へのプラズマ照射の様子准教授 及川 俊一│准教授 富田 健太郎│助教 信太 祐二原子力から食品まで〜量子ビーム革命〜教授 大沼 正人(A)│准教授 金子 純一(B)│助教 平賀 富士夫(A)プラズマで未来を切り拓く│産業別就職状況その他 2名物質内部の微細構造を解析可能な3つの量子ビーム(電子・X線・中性子)全てをインハウスで使える環境を駆使して、様々な製品のナノ構造と特性との関係を解明します(A研究室)。革新的な放射線検出器・計測機器の開発と医療・原子力を中心とした産業応用を目指しています。(B研究室)■主な研究テーマ●小角散乱法による材料や食品のナノ構造の解明(A)●インハウスX線および中性子小角散乱装置の性能プラズマ中で生じている基礎過程に関する新しい視点での理論的研究、多体衝突現象の高速計算技術、プラズマを用いて材料表面を改質する研究、および、それらの核融合研究への応用について研究しています。■主な研究テーマ●高精度・低侵襲な陽子線がん治療システムの研究●がんの位置を把握するリアルタイムイメージングの研究●生物学的効果を考慮した線量評価手法の研究●小型加速器に基づくホウ素中性子補足療法の研究■主な研究テーマ●量子ビーム利用による材料基礎研究●過酷環境用先進材料の開発●高効率量子エネルギー変換材料および原子力エネルギーに関する材料開発●水素化物系エネルギー変換材料(固体電解質/水素センサー/水素吸蔵合金)の研究開発情報・通信 2名公務員等 1名教育・研究機関 1名●IHI●アドバンテスト●インターネット イニシアティブ●宇宙技術開発●兼松●キーエンス●クボタ●静岡市役所●ジャフコグループ●シマノ●清水建設●スズキ●住友電気工業●住友重機械工業●タミヤ●デンソー●電通北海道●東海旅客鉄道●東芝エレベータ●東北電力メーカー 42名量子ビーム・放射線を人類の未来のために准教授 松浦 妙子│准教授 宮本 直樹│准教授 高尾 聖心量子ビームによる材料機能創成│主な就職先 (50音順)医療用加速器を用いた高精度な陽子線照射技術、様々なモダリティのイメージング技術、高度な線量評価技術、これらの研究開発を通じて、量子ビームの医療応用を推進し、医工連携による先端医療技術の実現を目指しています。私たちは、レーザーやプラズマを応用した材料の創成や改質によって環境低負荷なエネルギー変換システムを構築しグリーンイノベーションに貢献することを目指します。教授 柴山 環樹│助教 中川 祐貴●トヨタ自動車●NICHIJO●日産自動車●日本電気●野村総合研究所●パナソニック●日立インダストリアルプロダクツ●日立製作所●北海道ガス●北海道大学●北海道電力●ボッシュ●本田技研工業●マツダ●三菱電機●三菱重工業●三菱マテリアル●三菱マテリアル 加工事業カンパニー●ミネベアミツミ●村田製作所https://nucl-mater.hokkaido.university/https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/QBMA/https://fusion.qe.eng.hokudai.ac.jp/http://toybox.qe.eng.hokudai.ac.jp/向上と利用法の開発(A)●耐放射線ダイヤモンド放射線検出器・半導体デバイスの開発(B)●医療・産業用酸化物シンチレーターの開発と応用(B)■主な研究テーマ●新しい多体問題解析手法 (二体相互作用近似法)の開発 ●電磁場中の高速荷電粒子 (電子、陽子およびプラズマ)の量子力学●プラズマ/イオンビームを用いた材料改質技術の開発●核融合環境下におけるプラズマ表面相互作用の解明と制御専門・技術サービス1名建築・不動産1名運輸・エネルギー7名民間企業55名計57名※産業別就職状況・主な就職先は、2021年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。量子理工学専攻 量子ビーム応用医工学研究室https://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/qsre/QSciEngjp/▶北海道大学病院陽子線治療センター縮小モデル量子理工学専攻 量子エネルギー変換材料研究室https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/carem/ryoshicarem▶電子、イオン、レーザーを同時に照射して材料・物質のナノレベルの観察や解析が出来る複合量子ビーム超高圧電子顕微鏡放射能から地球環境の未来を守る工学・理学・医学を支える中性子ビームの発生と利用新たなプラズマ・光応用技術の探索と実現

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