環境社会工学科社会基盤学コース国土政策学コース建築都市コース環境工学コース資源循環システムコースSchool of Engineering, Hokkaido University 2021-2022│58│卒業後の進路国家公務員・地方公務員・シンクタンク・コンサルタントなどにおける政策立案者、JR・電力・高速道路会社・建設業などにおける専門技術者、大学や研究所などでの教育・研究者、デベロッパーや国際協力機構などにおけるプロジェクト担当者など幅広い分野で活躍しています。特に海外で活躍する人が多いのが本コースの特徴です。│取得可能な資格■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)■測量士・測量士補■甲種消防設備士(受験資格)■火薬類取扱保安責任者(試験科目一部免除)■コンクリート技士(受験資格)■コンクリート主任技士(受験資格)■コンクリート診断士(受験資格)大学院修了後は大成建設株式会社に入社しました。3年間、本社土木設計部にてトンネルの設計業務、現場支援業務に携わり、その後は異動で長野県のバイパス道路トンネル工事の作業所に勤務しています。設計部では大学で習った土質力学や構造力学、コンクリート工学などの知識が活きました。現作業所では、安全なトンネル建設のための計画と各種計測を行っています。また現場では全国各地から来る専門業者さんとお会いする機会がありますが、北海道の話題はウケがよく、盛り上がります。北海道は非常に広く、温泉やアウトドア施設が豊富です。更には海の幸、山の幸も有名で、よく「一度は行ってみたい」「もう一度行きたい」との声を様々な方から聞きます。私も学生時代は勉強だけでなく、車で北海道各地を1人、もしくは友人たちと巡りました。ぜひ、大学での勉強に限らず、北海道という地で多様な人と出会い、様々な経験をして、その経験を自分のチカラにしてください。北大という恵まれた地ではそのチャンスが多くあるはずです。 工学部を卒業後、国土交通省に入省し、国の河川事業や道路事業に携わってきました。主に河川の堤防や護岸、トンネル、橋などを、多くの方々と協力して建設しています。自然を土台にして物を作る場合、同じ設計になることはありません。現地調査をし、その土地の環境に合わせて設計するので、必ず毎回オーダーメイドになります。だから発生する問題も毎回違い、模範解答がない場合も多々あります。それらの問題に一つ一つ挑戦し、答えを出していくことが重要な仕事です。工学部では、グループで橋のデザインを考えてプレゼンしたり、自分たちで工夫して実験を行うなど、とてもやりがいを感じながら授業に取り組むことができました。仲間と協力しながら、より良い答えを作り出すという経験は、今の仕事に生かされていると思います。工学部の友人の多くは、主にゼネコンや設計コンサル等に就職し、日本だけでなく世界で活動しています。友人の活躍する姿は、自分も負けていられないという気持ちにさせてくれます。皆さんも、北大で興味のあることに挑戦し、良き師や友人と出会ってください。※資格の取得には指定科目の修得や、卒業後に実務経験が必要なものもあります。影山 希世さん国土交通省 中部地方整備局 紀勢国道事務所 工務課2008年3月 工学部 土木工学科 卒業 ■建設機械施工管理技士(受験資格)■土木施工管理技士(受験資格)■建築施工管理技士(受験資格)■電気工事施工管理技士(受験資格)■管工事施工管理技士(受験資格)■造園施工管理技士(受験資格) 三重県の工事現場にて教育・研究機関 1名公務員等6名情報・通信6名民間企業31名その他2名メーカー4名計38名※産業別就職状況・主な就職先は、2021年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。運輸・エネルギー 8名建設・不動産4名専門・技術サービス7名中野渡 博道さん大成建設株式会社 北信越支店 下諏訪岡谷BP山田トンネル工事2016年3月 工学部 環境社会工学科 社会基盤学コース 卒業2018年3月 大学院工学院 環境フィールド工学専攻 修士課程 修了トンネル坑口前にて。ここからトンネルの掘削が始まります。│産業別就職状況│卒業生からのメッセージ 1│主な就職先 (50音順) │卒業生からのメッセージ 2●旭化成●NECソリューション イノベーター●NTTデータ●大林組●オリエンタル コンサルタンツ グローバル●キャップジェミニ●KDDI●建設技術研究所●国立研究開発法人 土木研究所●国土交通省●五洋建設●コンシスト●札幌市役所●シビテック●首都高速道路●大成建設●東京ガス●東京電力●東北電力●日鉄ソリューションズ●日本高圧コンクリート●日本製鉄●パシフィック コンサルタンツ●バルセロナ●PwCコンサルティング●東日本高速道路●東日本旅客鉄道●フロムスクラッチ●北海道庁●北海道電力●みずほ銀行●横河ブリッジ北海道での経験をチカラに常に挑戦し、より良い答えを未来に挑む先輩がいる
元のページ ../index.html#59