北海道大学工学部のすべて 2021-2022
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School of Engineering, Hokkaido University 2021-202261│国土政策学コース 研究室紹介北方圏環境政策工学専攻 構造システム研究室http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/ssystem/未来の「形」を環境視点で考える■主な研究テーマ●永久凍土地帯などの極限環境に耐えられる構造物とその挙動解析手法の開発 ●材料性能を最大限に引き出すハイブリッド構造部材(パイプインパイプ)の開発●カーボンナノチューブをはじめとする新素材の構造安定性と安全性評価手法の開発●生物形態模倣技術の構造設計への適用●寒冷環境下における各種社会基盤構造物の合理性・経済性・環境性能の向上●最新理論に基づく各種構造解析手法の開発とその性能評価環境フィールド工学専攻 環境機能マテリアル工学研究室http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/envconc/index_e.html環境フィールド工学専攻 地盤環境解析学研究室http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/geomech/進化する地盤災害から暮らしを守る教授 石川 達也│准教授 磯部 公一│助教 横浜 勝司■主な研究テーマ●凍結融解作用を受ける斜面の崩壊予知・災害危険度評価システムの開発●気候変動に伴う寒冷地地盤災害形態の体系化とそのリスク評価に関する研究●循環型運輸基盤施設のための走行路構造の性能評価と維持管理システムの開発●寒冷地地盤構造物の地震災害リスク評価と耐震補強技術の開発●地盤-基礎構造物一体系デザインのイノベーションと高靱性構造物基礎の開発●アスファルト廃材を再利用した地盤強度向上に関する研究北方圏環境政策工学専攻 交通ネットワーク解析学研究室道路の最適投資計画」北方圏環境政策工学専攻 社会資本計画学研究室■主な研究テーマ●都市間交通の計画と評価(北海道新幹線・航空・高速道路)●まちづくりと連携した交通計画策定手法●公共交通のサービルレベル評価手法の構築●効率的かつ持続可能な物流ネットワーク●交通計画に関する合意形成手法環境フィールド工学専攻 水圏防災・環境研究室https://www.facebook.com/dpr413https://transport-network.eng.hokudai.ac.jp/不確実性下の意志決定を考えるhttp://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/tra/│国土政策学コース 研究室紹介マクロからミクロまで、さまざまな素材のさまざまな形を、構造力学の視点から科学して、より良い生活基盤・社会基盤の整備と創造を目指します。厳しい環境、新しい環境の中で、人の生活に役立つ「もの」。その開発を通じて、私たちの未来を考えます。地球上で最も多く利用されている人工物・コンクリートについて研究しています。地上だけでなく、地中や海中、海底、月面などあらゆる過酷な気象・環境条件に対応しながら、生命と財産を守り社会生活を支えるコンクリート。環境にやさしく、機能的で力強い、長持ちするコンクリートを研究します。■主な研究テーマ●高性能X線源を用いたセメント硬化体の 微細組織の解明●コンクリート構造物の長寿命化●石炭灰、高炉スラグなど鉱物質混和材利用●低温・高温下のコンクリート性能評価●環境調和型コンクリート構造の開発凍結融解、集中豪雨、巨大地震といったさまざまな自然現象に晒される日常生活の安全・快適性を守るために、地盤災害の防災・減災に取り組みます。将来起こり得る災害を土・地盤の力学特性から評価・予測し、対策を講ずる寒冷地地盤防災工学の構築を目指します。▶曲げ変形に伴う断面のつぶれ(Brazier効果)を防止しながら、材料性能を極限まで引き出す「パイプインパイプ」の変形挙動解析▶身近にコンクリートと接する空間▶実物大盛土斜面の崩壊挙動観測身近なコンクリートを科学する教授 杉山 隆文│准教授 橋本 勝文教授 蟹江 俊仁│助教 鄭 好雨、雪、川、湖など地球上のさまざまな水に関する災害を軽減し、環境を向上させ、我々の生活を豊かにする技術の開発を行っています。実物大スケールでの検証が難しい河川の移動や河床低下、氾濫等を数値計算や実験によって検証し、社会貢献を目指します。■主な研究テーマ●土砂解析 ●河川の蛇行 ●氾濫計算 ●乱流モデル●雪崩の計算さまざまな不確実性に曝される社会インフラ全般を研究対象とし、その政策立案・意志決定支援等に資する方法論の開発および実践を行います。土木工学に関係する学問だけではなく、経済学や金融工学などの学問も適用して、学際的な方法論の開発を行っています。■主な研究テーマ●交通ネットワーク上の移動時間信頼性分析●社会インフラに関わる経済影響分析●災害時の避難行動分析●「災害に強い道路ネットワーク構築に向けた整備計画」●「不確実性下における維持管理・更新を含むインテリジェンスとは、さまざまな情報、データから分析手法を用いて戦略や解決策を求める一連のプロセスを言います。本研究室では、交通・都市に関する問題を解決するための分析手法を構築し、将来のあるべき姿やその戦略・政策を提案します。▶蛇行するチルワツナイ川(釧路湿原)▶移動時間が確率的に変動する場合、あなたはどの経路を選びますか?▶交通渋滞を解決するための方法は?教授 清水 康行│准教授 岩崎 理樹│助教 田中 岳教授 内田 賢悦│准教授 杉浦 聡志|助教 峪 龍一未来へと続く道は、研究室から始まる。水による災害を最小限に抑える。社会基盤にかかわる問題をクリアする。快適な道路空間をマネジメントする。この国の、未来の課題を解決しよう。水による災害から暮らしを守る人と交通の未来をつくる教授 髙野 伸栄|教授 岸 邦宏Laboratoryinformation未来を拓く知が集まる

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