北海道大学工学部のすべて 2021-2022
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School of Engineering, Hokkaido University 2021-202265│高度な知識と技術が求められるため勉強の日々ですが、大学で学んだ勉強の仕方が活きていると感じます。特に周囲と積極的にコミュニケーションを取りながら学ぶ姿勢の重要さを実感しています。また仕事以外でも、視野を広げるために分野を問わず読書を心がけています。学業に限らず、学生時代の経験全てが皆さんの未来につながると思います。ぜひ積極的に学んでいただければと思います。建築都市空間デザイン専攻 都市防災学研究室http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/UDPP/来たるべき大地震に備えて准教授 高井 伸雄│准教授 中嶋 唯貴■主な研究テーマ●設計用入力地震動に関する研究●地下構造探査に関する研究●建築物地震被害に関わる研究●建築物地震被害と人的被害に関わる研究建築都市コース研究室紹介建築都市空間デザイン専攻 建築構造工学研究室http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/1-ko/より安全で安心な建物をつくる■主な研究テーマ●建築構造物の耐震性能評価●鋼構造建築物の性能と設計●環境負荷低減を可能にする構造システムの開発●次世代の建築構造物と設計技術の開発建築都市空間デザイン専攻 建築デザイン学研究室https://5ko201604.wixsite.com/5-historyanddesign建築・都市・社会を読みデザインする■主な研究テーマ●建築創造にかかわる組織・人とその手法 ●都市・地域の形成史 ●歴史的資産とまちづくり●歴史的建造物の保存活用手法建築都市空間デザイン専攻 構造制御学研究室http://ariel-as.eng.hokudai.ac.jp/■主な研究テーマ●免震、制振 ●非線形構造解析手法の開発 ●歴史的建造物の保存 ●鉄筋コンクリート構造●プレストレストコンクリート構造建築都市空間デザイン専攻 建築計画学研究室http://www.hokudaiapr.com▶2015年ネパール・ゴルカ地震により被害を受けたカトマンズ盆地・バクタプル市内の被害調査都市・建築が地震に対して安全であるためには、将来発生する地震動の姿を正確に知り対策をたてる必要があります。そのために、過去の地震で観測された記録を解釈し、その地震動により発生した被害の要因を把握していくことで、都市・建築の安全性向上の手法としていきます。▶建設中のさっぽろ創世スクエア(2018年竣工)▶北海道大学医学部百年記念館の設計(2019年9月教授 岡崎 太一郎│准教授 松井 良太│助教 麻里 哲広生命・財産・文化の保全、都市機能を維持する防災機構、環境負荷の低減を志向した建築構造技術を研究しています。構造模型実験や、数値解析により、実建物の力学挙動を把握し、先端的な建築構造の実現を目指しています。建築と都市の形成過程を読み、価値を評価し、デザイン手法を導くことは、新たな建築や都市空間の創造に不可欠です。本研究室は、国内外における近代以降を調査研究対象とし、建築と都市の創造に関連する基礎知識と考え方の習得を教育目標にしています。教授 小澤 丈夫│助教 内藤 誠人▶国立西洋美術館。1959年に竣工した歴史的建造物で、1998年に免震によって耐震補強された。免震の設計には当研究室の構造解析技術が活用されている▶東神楽町志比内公民館(2017年12月竣工)建築構造物の振動を制御することによって地震・風に対して安全で快適な空間をつくるための技術を開発し、実際の建物への活用を図ります。建築構造物の力学挙動を高精度にシミュレーションするための構造解析手法を開発します。建築ならびに都市の計画・設計について、社会的・文化的・経済的にヒューマンスケールな生活環境の実現を目指し、理論的・実証的研究とそれら成果の実践適用および社会還元に取り組み、生活の質の向上および広義の福祉に資する次世代計画論を探求しています。■主な研究テーマ●人口減少社会における公共施設の再編●マイノリティのための生活環境デザイン●北方圏における住生活と住様式●過疎地域の持続へ向けたまちづくり●気候変動・大災害とコミュニティ移転松本 将武さん清水建設株式会社2016年3月 工学部 環境社会工学科 建築都市コース 卒業2018年3月 大学院工学院 建築都市空間デザイン専攻 修士課程 修了安全で快適な建築空間を創造する教授 菊地 優│准教授 白井 和貴│助教 越川 武晃空間デザインのリアリティを探究教授 森 傑│准教授 野村 理恵勤務先の社屋にて│卒業生からのメッセージ未来へと続く道は、研究室から始まる。安全で快適な建築物を創り出す。環境に配慮した室内環境を実現する。災害に強いまちづくりを推進する。理想の未来都市を、デザインしよう。大学院卒業後に清水建設株式会社に入社し、原子力を始めとする発電施設の構造設計・解析に携わっています。最近では再生可能エネルギー関連事業として洋上風力発電設備の地震応答解析も行っており、解析ソフトの使い方や英語に苦心しつつ、一人前の技術者を目指して日々励んでいます。現代社会に不可欠な電力エネルギーを建築の技術で支えること、また自分が関わったものが形になり社会へ貢献していることを魅力に感じるとともに、責任の大きさを感じながら仕事に取り組んでいます。大学で学んだことをどう生かすかLaboratoryinformation未来を拓く知が集まる未来に挑む先輩がいる未来に挑む先輩がいる

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