北海道大学 教育学部 学部案内
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19地域社会の現実から進路指導・生徒指導・道徳教育の課題を考える教育と社会の関連を解明する教員の生涯発達とそれを支える教師教育をグローバルな視点から見る働くことと学ぶこと この関連の全体像に迫る職場のジェンダー平等を求めて企業の人材育成に切り込む生徒指導論 担当教員 : 浅川 和幸教育社会学 担当教員:上山 浩次郎教師教育制度論 担当教員:張 揚産業教育 担当教員 : 上原 慎一職業能力形成論 担当教員 : 駒川 智子モノを考えることは旅することに似ています。 最短距離を進む「移動」とは違った、考える旅の楽しさや豊かさを一緒に味わってみませんか。 生徒指導論ゼミでは、北海道の厳しさを増す地域社会と学校の関係の中から、上記の課題に迫ります。●卒業論文テーマ :「高校生の地域アイデンティティと将来志向」「中学校における防災学習の位置づけの変化と生徒の防災意識―洞爺湖有珠山ジオパーク地域を例に―」「ジャンプ少年団に所属する女子小中学生の活動と意識について」教育と社会の関連を、特に教育と社会的不平等に注目して社会学的な立場から考えていくことが目標です。その際に、社会調査実践に基づきながらも理論的な研究となるよう努めることも目指しています。一緒に学びましょう。●卒業論文テーマ : 教育に関して、社会調査などの「現実」を通して学ぼうとする方を歓迎します。ゼミでの発表の様子中国、日本、アメリカにおける教師教育制度と実態を研究しています。 学校教員になるためにどのような力が必要ですか。 その力をどこで如何に身に付けますか。 また、教員になり、引き続き学ぶ必要性及び方法は何ですか。 グローバルな視点から教員の成長と力量を保障する制度・政策を考え、その実態を探究します。●卒業論文テーマ :教員養成と教員研修をはじめ、教職活動全般、教員の生涯発達や学習プロセスなどの解明に関心があり、現場調査、国際比較などの方法で研究してみたい方を歓迎します。いままで、たくさんの会社・工場・学校の調査をしてきました。 働くことと学ぶことは、社会の深いところで、強く結ばれていると常々実感しています。社会の「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業のもとで、日本企業では男性と女性のキャリア形成が大きく異なります。 企業の労働内容、能力形成、評価、仕事と家庭の両立支援等について考察し、公正でやりがいのある職場づくりを探究しています。●卒業論文テーマ : 「農家女性の労働と家庭生活―『嫁役割』に着目して」「多様な働き方の可能性に関する一考察―限定正社員に着目して」「コミュニティバスが担うまちづくり―当別ふれあいバスにおける官民共同」●卒業論文テーマ : 「公共職業訓練における女性の技能習得過程に関する一考察」 「中国工業団地における日系中小企業の経営管理」「高校中退者の労働実態と経済的自立の可能性に関する一考察」教育社会科学分野個人の成長、地域の発展。社会システムとしての“教育”を捉える。

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