北海道大学 教育学部 学部案内
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20人が育つコミュニティを目指して「もう1つの学び」の探求貧困・不平等に関する研究を通して教育と福祉のあり方を考える社会教育学教育福祉論自身にとっての意味と必要、他者にとっての価値をつなぐ大学・学問の創造多様な実践から青年期と教育を問う自分が押し潰されるような困難(ピンチ)を逆に社会と自分を作りかえるチャンスにしていくような学びの理論を、社会から排除されがちな人たちの実践の中に探っています。担当教員 : 宮﨑 隆志NPOや協同組合などを対象に、地域で福祉活動を担う人々の協同活動を通しての学びをテーマとしています。 現代社会の縮図である地域で、一緒にフィールドワークしましょう!担当教員 : 丸山 美貴子●卒業論文テーマ : 「地域づくりの核としての図書館の可能性〜地域と図書館の連携が生み出す効果とその意義〜」「地域に基盤を置いた産業振興の必要性−都市一極集中に替わる持続可能な産業構造に向けて−」「地球市民教育(GCE)および持続可能な開発のための教育の課題と方法−NPO法人アイセック・ジャパンの海外ボランティア事業から−」子どもの貧困について研究しています。 編著書に「子どもの貧困」「子ども虐待と貧困」「子ども虐待と家族」、翻訳書に「貧困とはなにか」(いずれも明石書店)など。 大阪府出身。 冬山にあこがれ北大に入学。友人を得て単位を失う学生生活でした。担当教員 : 松本 伊智朗家族の中のお金=家計の問題(教育費負担や各種支払いの滞納問題など)について実証的に明らかにし、こうした家計の問題と貧困との関係について考える研究を行っています。担当教員 : 鳥山 まどか●卒業論文テーマ :「犯罪者処遇と社会的排除論の関係をめぐる議論の構造:更生保護制度の現状と課題を踏まえて」「児童養護施設で暮らした若者の高校後進学に関する一考察:施設による支援と進学後の生活に焦点を当てて」「大学生の貧困観についての調査報告」「必需品調査の検討:大学生を対象とした調査結果の分析から」青年期教育論 担当教員 : 辻 智子高等継続教育 担当教員 : 光本 滋教育社会科学調査実習(2019年度)青年・若者に向けられる世の中の関心は社会のありようを映し出します。 それらの関心とそれをめぐる動向を対象化しつつ、また具体的な地域実践なども手がかりとしながら、「人が育つこと」「大人になること」の様相をとらえ青年期の教育について考えます。 教育・労働・福祉の相互の重なりやジェンダー/セクシュアリティの視点も大事にしていきます。●卒業論文テーマ :「アロマンティックに関する一考察」「日本の学校と包括的性教育に関する考察―家庭科実践の可能性に注目して」「働く母親を支えるもの―労働環境・両立支援の現状と課題」●卒業論文テーマ :「学生生活費と奨学金」「平和教育論の考察」「W.S.クラークの教育理念・実践−マサチューセッツ農科大学から札幌基督教会誕生までの教育活動について」大学で学ぶことは、大学と学問をつくる主体になることです。 国内国外、過去から現在までの人びとの工夫と努力、そして失敗を含む経験に学びながら学問・教育の自由と自治の課題についてともに考えていきましょう。

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