北海道大学 教育学部 学部案内
23/38

22当事者に学び障害を抱えて生き抜くことへの助力を考える子どもの発達と保育・教育実践との関係をさぐる子どもの生活を言語という観点からとらえなおす子どもの学びのあり方を問う、それを支える教師のあり方を問う生きづらさを抱える子どもや若者の 暮らしと育ちを支える社会的に構築される学習動機づけの探求障害者臨床心理学 担当教員 : 松田 康子乳幼児発達論 担当教員 : 川田 学言語発達論 担当教員 : 伊藤 崇発達系ゼミの夏合宿の様子ケアの場における利他とはどのような営みでしょうか。 精神障害を抱える人にとって、地域で暮らすこと、学業に勤しむこと、生き抜くことへの助力とはどのようなことでしょうか。 答えは一つではありません。 個人の関わりから環境にまで視野を広げ、一緒に考えていきましょう。●卒業論文テーマ : 「聴者は『ろう者になじむ臨床』をいかに実践するか : 手話通訳者の語りから」「『障害理解』はいかにして生じ、変容するのか : 子ども達の「みんなで楽しむ」福祉授業実践から」「障害のある人の『障害』の語りの生起過程及び変化に関する検討」人生のはじまりである乳幼児期の発達を、家庭や保育園・幼稚園といった実践の現場と切り離さないで研究するには何が必要でしょうか。子どもの発達を解明したい人、保育や幼児教育の実践を思索したい人、親や保育者や子育て支援者の話がききたい人、一緒に学びましょう。●卒業論文テーマ : 「幼児教育文化への参加と幼児コミュニティの変容:運動会における〈よさこいソーラン〉の参与観察」 「母親と子どもの共変化過程における支援者の関わり:2歳児のための森の幼稚園での活動を通して」 「幼児における『ひとり遊び』の過程」家庭や幼稚園、小学校などで、子どもが周囲の人々と行うコミュニケーションを研究しています。 例えば、親子の何気ない会話の中には、子どもが言葉の使い方を身につける上で重要な秘密が眠っています。 その秘密を解き明かすのがこのゼミの最終的な目標です。●卒業論文テーマ : 「母子関係と相互の呼称の関連についての一考察」 「中学生における成績非開示傾向を及ぼす要因の検討:自己評価・他者評価予測・評価懸念に注目して」ゼミ合宿調査写真集より小学生に朗読を指導するゼミの様子皆さん自身が今までに経験されてきた授業のイメージをいったん白紙に戻してください。 実際に行われている優れた授業から学び、子どもたちが一人残らず生き生きと学ぶ授業とはどのような授業なのか、そのために教師はどうあるべきなのか、ということを中心に考えていきましょう。学習・授業論 担当教員 : 守屋 淳福祉臨床心理学 担当教員:井出 智博認知・動機づけ論 担当教員:大谷 和大●卒業論文テーマ : 「『からだとことばのレッスン』を通して見える自己のあり方とその教育的背景」「文学の授業としての夏目漱石『こころ』の研究」「多様な読みを生かす文学の授業の研究」児童虐待や喪失体験,機能不全を抱える家族との生活,被災や被害体験など生い立ちの中で困難さを経験してきた子どもや若者に対する心理的,福祉的支援に関する実践,研究に取り組んでいます。 またそうした困難さの否定的影響だけではなく,困難を乗り越えることの心理的成長についても注目して取り組んでいます。●卒業論文テーマ : 生い立ちの中で様々な困難を経験してきた子どもや若者への心理的,福祉的支援についての理解を深めたい方,また将来,関連する領域の実践や研究に取り組んでみたい方を歓迎します。動機づけは「やる気」の学術用語で、人の行動を理解する上での重要なキーワードです。 本研究室では、教育心理学、認知心理学、パーソナリティ心理学の手法に基づき、動機づけの個人差やそれを規定する要因、そして動機づけが何を予測するのかを児童・生徒の社会的文脈(学級風土など)に注目しながら探索しています。 また、メタ認知など学習をより高次なものにする思考についても研究しています。●卒業論文テーマ : 児童・生徒の動機づけや学習方法、仲間関係、パーソナリティなど幅広いテーマについて実証的に研究したい方を歓迎します。

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る