北海道大学 法学部 2023
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①刑事実務②検察庁から派遣されて、模擬記録などを用いて、刑事手続実務(捜査・公判が実際にどのように行われているのか)を教えています。また、模擬裁判の講座では学生の皆さんに裁判官役、検察官役、弁護人役に分かれて、刑事裁判を体験してもらいます。③法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指している方、北大で学び夢を実現しませんか?①憲法②主に日本国憲法成立史を研究してきました。現行憲法は、第二次大戦後の占領期という特殊な状況下に誕生したこともあり、その成立経緯には不明な点が数多く残されてきましたが、当時の史資料を読み解きながら、こうした様々な謎の解明に挑んでいます。③北大法学部は、本気で学問に取り組みたいと考えている皆さんが落ち着いて学習を継続できる最適な環境を備えています。緑豊かな美しいキャンパスで一緒に学んでみませんか。①行政法②フランス法を対象とした比較法研究を通して、国家賠償責任の性質論や要件論、公務員の対外的賠償責任の問題等について研究しています。③北大で皆さんと一緒に勉強できることを楽しみにしています。①国際法②国際法は、国際社会の法規範です。国家間の関係を規律し、日本の国内法・政策にも決定的な影響を与えています。グローバル化した現代では、国際法を学ばずに、国内の法現象も、複雑な国際関係も理解できません。国際法の世界は、人権、環境、貿易、安全保障、領土問題、漁業、宇宙の利用など、大きく広がっています。授業やゼミでは、時事問題も深く掘り下げます。③北海道から、世界を、そして世界のなかの日本の将来を考えよう。教授(検察官)横山 和可子准教授鈴木 敦准教授津田 智成教授児矢野 マリ教授齊藤 正彰①憲法②憲法98条2項の簡潔な条文を手がかりに、憲法と国際法の関係について考え続けています。国際人権条約と憲法解釈の関係や、国際協力への憲法的対応について研究してきましたが、近年は立憲主義と国際規律の結びつきにも関心を向けてきています。③最初から決まっている唯一の正解に到達する訓練を卒業したら、北大法学部を探見してみませんか。教授西村 裕一①憲法②法は自由の条件である――このように言うと、皆さんは驚かれるかもしれません。しかし、我々の社会が自由であるのは、〈法=正義〉の賜物です。だから、法学を(そして、おそらく政治学を)学ぶことは、きっとあなたを「自由」にするでしょう。③大学は、勉強が嫌いな人には峻厳に見えるかもしれませんが、勉強が好きな人にはこの上なく寛大です。周りの空気を読んで勉強が嫌いなフリをしているけれども、本当は勉強が大好きなあなた、ぜひ北大法学部へお越しください。教授山下 竜一①行政法・環境法②映画「崖の上のポニョ」見ましたか? この映画の舞台のモデルとなったのが福山市鞆の浦です。この海岸を埋め立てる計画があるのですが、住民らがその計画の中止を求める訴訟を起こしました。皆さんは、どちらが勝つと思いますか?こういうことを議論するのが、行政法・環境法です。③大学は、一つのことについてゆっくりと考えることができる場所です。教授空井 護①政治学・現代政治分析②現代デモクラシーの理論と実態を研究し、その成果を教授しています。③北大法学部の偏差値、現在やや低め。このパンフを見て受験を考えているあなた、とりたてて勉強が好きでも得意でもないかも。でも、理解できないことをそのままに放置する癖を直さないと、将来、出世も高収入もまずは期待薄。これまでの悪癖を本気で直したい方のお手伝いなら喜んで!教授佐々木 雅寿①憲法学②主に、カナダ憲法を比較の対象として、民主主義社会において、人権や憲法秩序を守るために、裁判所がどのような役割を果たすべきかを研究しています。③北大法学部は、友を作り、自分の可能性に気づき、自分がやりたいことを発見するための最適な場のひとつであると思います。教授岸本 太樹①行政法②規制緩和や民営化、民間委託をめぐる法律問題について、行政法学(とりわけ行政契約論)の視点から研究しています。「廃止・緩和されるべき規制」と、逆に「維持・強化されるべき規制」とを精確に見極めることを通じて、「現代国家・行政が果たすべき役割」と「社会が果たすべき役割」について検討しています。③法学・政治学を学ぶ過程で自らの思考様式と行動基準を確立してください。教授米田 雅宏①行政法②ドイツ警察行政法の分析を通じて、市民の安全を守る行政活動のあるべき姿について研究しています。近年、環境法分野で環境リスクの規制が叫ばれていますが、リスクに対する理解・対応を誤れば、国家による市民生活(自由)への過剰な介入を招いてしまいます。自由の意味を問いつつ、国家が果たすべき役割・限界などについて考えを巡らせています。③皆さんと北大キャンパスでお会いできるのを楽しみにしています。教授■ 康夫①政治理論②自由民主主義の歴史と現在の理論を研究しています。現在の研究テーマのひとつは、多文化主義です。「異なる文化や民族に属する人々を公平に処遇するというのはどういうことか」。世界中で活発に議論されている問題ですが、日本でも一層重要性を増しつつあります。③皆さんと勉強できる日を楽しみにしています。16公法系政治学系

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