北海道大学 文学部 2024
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12345▲▲画像資料も活用しながら、美術作品を宗教・歴史・社会的文脈から考察。[芸術学概論]▲宗教学の欧文文献を講読。少人数の演習では学生も積極的に発言する。[宗教学演習]▲プラトン、デカルト、カントなど西洋哲学史の基礎文献を読む。学生の問題提起によって議論が発展することも。[哲学演習]11先輩からMONTUETHUFRIチューリングの思考を辿る美学研究の基礎過去と現在の宗教理論※上の表は実際の開講時間割とは異なります。哲学芸術学演習宗教学概論心理学の哲学聖堂・修道院と美術意志の自由とメタ倫理学哲学芸術学概論倫理学哲学・文化学コース 3年生佐藤 舞さん 普遍的な感情や認識の根拠に関する哲学書を読むのが好きで、哲学・文化学コースに進みました。学部生・大学院生・先生たちの研究室が全て同じフロアにあり、研究や進路の相談を気軽にできる環境です。授業にも他のコースや、ときには他学部の学生たちがいて刺激になります。皆との会話を通して、自分がぼんやりと抱いていた関心や悩みを言語化できるようになりました。分からないことを分からないと自覚し、それをきちんと人に言えるようになったことも大きな変化だと思います。 今取り組んでいる研究テーマは、17世紀のオランダの哲学者・スピノザの思想です。彼の哲学は「神即自然」という言葉でシンプルに表現されることがありますが、本を紐解くうちに彼の思想の面白さと奥深さに気づき、ほんの一部だけなら理解することができるような気がしています。高校時代は倫理の教科書に書いていることが哲学なのだと思っていましたが、実際に学んでみるとかなり単純化して教えられていたことに気づきました。このコースで新しいことを知る楽しみを感じ、大学卒業後も何らかの形で哲学を学び続けていきたいです。WED博物館概論宗教学基礎文献講読西洋哲学史基礎演習仏教学入門博物館概論宗教学演習哲学演習仏教学概論博物館資料論哲学の基本的諸問題ミュージアム・スタディーズの世界:コンテンツとマネジメント近現代哲学史この2単位を含め、所定の19単位を修得し卒業すると学芸員資格がとれる。[博物館概論]博物館資料論哲学概論ミュージアム・スタディーズ概論西洋哲学史概説現代美術論バラモン・ヒンドゥー教思想史芸術学インド哲学史概説(2023年5月取材時に撮影)コースの授業例自分の関心や悩みを言語化できるようになりました古典から現代までの文献を講読して思想と文化についてとことん考え抜く一週間。

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