北海道大学 水産学部 学部案内 2023
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11メダカ卵への顕微注入メダカ卵への顕微注入生物情報科学的解析で生物情報科学的解析で使用するための野生エゾ使用するための野生エゾメバル釣りサンプリングメバル釣りサンプリングドジョウ生殖細胞ドジョウ生殖細胞教員:澤辺・美野海洋環境に棲息する微生物の性質や生態、生物間相互作用に焦点を当て、熱水噴出孔など極限環境の微生物の生理生態や、海洋微生物を利用した海洋バイオマスのエネルギー変換技術を構築するためのマリンバイオテクノロジー研究を行っています。 教員:東藤・平松「生殖」は、生物に必須の生命現象で、魚類は極めて多様な生殖様式を持っています。魚の生殖に関する分子メカニズムを、遺伝子工学(組換え・ゲノム編集)・生物情報科学・生化学・組織学といった技術を用い研究しています。研究成果は、サーモンや海産魚の生産技術開発などに応用し、最近は餌の開発にも取り組みはじめました。 教員:藤本・西村水産増殖と育種ならびに遺伝資源保全の原理的技術基盤となる、魚類の発生生物学と遺伝学に関する研究を分子・細胞から集団レベルまで多角的に行っています。ゲノム編集の実験で使用ゲノム編集の実験で使用されるメダカとその卵されるメダカとその卵養殖のための試験を行っているトラウト養殖のための試験を行っているトラウトと日本最大の淡水魚イトウと日本最大の淡水魚イトウサクラマスの精液採取サクラマスの精液採取顕微注入実験顕微注入実験生殖細胞が緑色蛍光生殖細胞が緑色蛍光で光ったドジョウ胚で光ったドジョウ胚病原体の検出病原体の検出精子凍結保存精子凍結保存野外サンプリング野外サンプリング教員:笠井(久)・永田魚介類を産業として飼育すると,病気の問題は避けて通れません。魚類ウイルス病および細菌病を主な対象として,魚病の診断,病原体の新規検出,防疫対策について研究しています。教員:都木・浦日本、世界各地で「磯焼け」と呼ばれる「藻場」が消失した海域が拡大しています。「藻場」の再生を目指し、駆除したウニを商品化するための養殖技術を開発しています。そのためにウニ生殖巣の肥大機構を組織学・生化学・遺伝子工学などの手法を用いて解明しています。その他にナマコなど海産無脊椎動物の生理学を研究しています。 教員:水田・宇治水産増養殖の発展を目的とした海洋植物(アマノリ類などの紅藻やコンブなどの褐藻)の持続的な生産・繁殖に関わる生理・保存・育種に関わる生物科学と技術開発に関する研究を行っています。 養殖実証試験養殖実証試験給餌前給餌前10週間後10週間後アマノリ類のアマノリ類の単胞子誘導単胞子誘導コンブ類胞子体の成熟誘導コンブ類胞子体の成熟誘導アマノリ類の成熟誘導アマノリ類の成熟誘導教員:井上ゲノムや遺伝子を調べることは容易になってきましたが、未知のタンパク質の機能を塩基配列から知ることはできません。解決策は、実際にタンパク質を使って詳細に機能を調べることです。海洋生物のユニークな生命現象をタンパク質の分子レベルから理解し、その有効利用を目指した研究を進めています。 教員:井尻通称「淡水増殖研究室」です。ウナギやチョウザメなどの絶滅危惧種を人工繁殖するために、性分化、卵成熟・排卵のメカニズムを調べ、性統御、人為的成熟誘導、良質卵作出の技術を開発しています。より深く、生殖腺の性分化・性成熟を制御するホルモン産生機構を遺伝子発現調節のレベルからも調べています。 コンブのネバネバ成分を分解する高機能酸素コンブのネバネバ成分を分解する高機能酸素チョウザメの人工繁殖チョウザメの人工繁殖天然ウナギの性分化調査天然ウナギの性分化調査●研究室の紹介海洋微生物学海洋動物生化学海洋動物育種学海洋生物防疫学海洋動物生理学海洋植物学生体高分子化学海洋動物生殖学

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