北海道大学 水産学部 学部案内 2023
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20乗船調査を終えて、皆でガッツポーズ水産学部には様々な短期留学サマーコース、交換留学制度があります。これらプログラムは語学留学を目的とするものではなく、研究目的の留学プログラムです。 海外での研究体験のみならず、それを足掛かりに海外の大学院に進学する学生もいます。 水産学部のプログラム以外にも、自ら奨学金を得て、国際交流協定校に留学する学生もいます。 また、水産学部は13か国から66人の留学生を受け入れています。 交換留学で来る学生もいれば、入試を経て入学する留学生もいます。 交換留学は期間が限られていますが、その後、水産科学院の大学院に進学する留学生も多くいます。Eco-friendly Fisheries for Sustainable Fisheries Resources Management in Thailand北海道大学-東南アジア漁業開発センター訓練部局~生態環境保護を意識した沿岸漁業の持続的資源管理~次世代を担うタイ国各地の水産・海洋系大学生と北大水産生を対象とし、約10日間の短期集約された期間で実施される現地研修コースです。東南アジアにおける漁業就業者は数多く、その生産量も世界有数の規模を有していますが、環境汚染や資源減少などの問題も多く抱えています。その中でASEAN10か国の漁業開発を統括する、SEAFDEC(東南アジア漁業開発センター)の訓練部局を拠点に、海洋環境・海洋生態系・タイの漁業形態などの座学、漁具や漁網の制作実習、調査船を利用した沿岸域における資源量調査漁業と海洋観測実習、近隣漁家へのアンケート調査、問題解決のためのグループワークなどを日本とタイの学生が協力しながら実施します。訓練部局に併設された宿泊施設での共同生活や協力しながらの実習は、実習学生間の距離を一気に縮め、タイの友人と親しくなれる事は請け合いです。そして決して観光旅行では味わえない物が得られます。函館市水産物地方卸売市場の見学すり身ボール製造実習体験シンガポール水産物卸売市場の見学Seafood supply chains in Japan and Singapore NUS北海道大学-シンガポール国立大学 サマーコース~日本とシンガポールにおける水産物供給体制の比較~本プログラムは、北海道大学とシンガポール国立大学が持つ世界レベルの食料生産分野の研究教育力を活かした、世界に類を見ないオリジナリティの高いコースです。 グローバルな視点から水産物生産と供給体制を学び、アジア地域の水産利用に関する課題発見とその解決能力を涵養することで、タスクフォースとなり得る人材養成を目指すものです。 本プログラムは6週間のコースで、函館─シンガポールへ学生が相互訪問することで、両国に学生が滞在しそれぞれの文化を学び、水産物バリューチェーンの川上から川下までを現地視察等を含めて実地で学び体感します。E-learningを活用することで相互訪問する前に必要な予備知識を習得します。 シンガポールでは政府直轄食糧機関(SFA・MAC)、水産物卸売市場などの見学やすり身ボール製造実習を体験し、函館では水産物卸売市場、函館朝市などの見学や水産缶詰製造を体験します。水産学部の留学プログラムINTERNATIONAL EXCHANGE国際交流

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