北海道大学 水産学部 学部案内 2023
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7動物プランクトン動物プランクトン教員:山口・松野海洋生態系の始点である、植物プランクトン・動物プランクトンを対象に、北海道沿岸から北極海、深海まで幅広い研究を行っており、長期的な気候変動の海洋生態系への影響評価や、漁業被害のある赤潮の研究も行っています。歴史と伝統のある研究室です。 教員:工藤(勲)・大木・ 芳村・野村海水中の炭素、窒素、リンなどの物質の動態は海の命を支える基盤であり、地球の気候にも影響します。 河川から沿岸、外洋、北極、南極までを調査し、化学分析を駆使して、その仕組みを解き明かします。教員:綿貫・山村・ティエボ大型魚類、海鳥類そして鰭脚類といった、海洋生態系で高い栄養段階に属する動物が、生態系で果たしている役割や、環境変動にどのように応答しているかを調べています。 乗船や繁殖島でのフィールドワークに加えて、飼育実験による生理学的なアプローチも行っています。プランクトンネット採集プランクトンネット採集カヌーでの河口域調査カヌーでの河口域調査トド上陸場の観察トド上陸場の観察Imamura and Amaoka(1996)によって新種記載されたナップトゲゴチImamura and Amaoka(1996)によって新種記載されたナップトゲゴチkawai(2008)によるキホウボウ科魚類の比較解剖と系統類縁関係kawai(2008)によるキホウボウ科魚類の比較解剖と系統類縁関係バイオロギングでバイオロギングで海鳥を調べる海鳥を調べる教員:和田・石原水生動物と環境(同種・他種生物も含む)の関係や、動物のふるまい(行動、形態)や、生き様(生活史)を研究しています。教員:今村・河合「魚類の種多様性」を探求するフィールド・サイエンスとして、「形態学を基盤とした魚類の体系学」を研究しています。教員:工藤(秀)・バウア・秋田海洋共生学講座のなかの「生物学ユニット」が、北方系水産生物資源(特に大型藻類、頭足類、サケ類)の持続的かつ地域特異的な利活用を目指す、基礎から応用までの生物学的・学際的研究を展開しています。ミズダコの行動ミズダコの行動サケの産卵遡上サケの産卵遡上北大ガゴメ北大ガゴメ教員:松石全世界で持続可能な漁業を実現するために、入手可能な限られたデータから、資源量の推定法や乱獲を防止する漁獲方法を、フィールド調査と理論研究から提言します。また、漂着・混獲鯨類を調査し、生物多様性保全と漁業と鯨類の共存条件を模索します。教員:高津・中屋水産資源の変動予測を実現するために、野外調査で水産生物の生態と生息環境を調査しています。 また、飼育実験で水産生物の産卵・繁殖特性や初期生態などを解明しています。洋上実習Ⅱは、おしょろ丸の長期(50日間)の研究航海に充てられています。海洋物理、海洋化学、海洋生態の調査をします。 数年に一度の頻度で北極海へも行きます。東南アジアでの漁獲物調査東南アジアでの漁獲物調査海洋観測で海水を採取海洋観測で海水を採取新種クロツチクジラ新種クロツチクジラ混獲ネズミイルカ介護飼育混獲ネズミイルカ介護飼育●研究室の紹介浮遊生物学海洋環境科学資源生態学動物生態学魚類体系学海洋共生学水産資源学・鯨類学資源生産学研究航海

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