国際交流School of Dental Medicine[大学間交流協定]私は2024年1月19日から30日の12日間、韓国へ短期留学しました。12日間のうち、4日間はソウル、8日間は全州に滞在し、ソウルでは観光、全州では全北大学にて留学プログラムに参加しました。全北大学のプログラムでは大学病院見学、手術見学、現地の一般歯科見学、研究室見学をさせていただきました。韓国の歯科医院ではコンピューターやスキャナーなどの電子機器を多く導入しており、日本の医療技術より発展しているのではないかと思いました。見学の他にも全北大学の学生に街中を案内してもらったり、歴史的建造物を見に行ったりと楽しい時間を過ごすことができました。カラオケに行って、韓服をみんなで着て、ずっと食べたかったチキンを一緒に食べたことはいい思い出です。一番の収穫は、日本語の通じない環境で人と話すための度胸と自信を身につけることができ私は初めての海外経験として、台湾の台北醫学大学に留学する機会を得ました。歯科医療だけでなく、文化や環境に触れることができ大変新鮮な経験でした。平日は大学や病院を見学後に台湾の学生と夜市を巡り、週末には観光地を案内していただきました。9日間の滞在は楽しく充実したもので、個人としても歯学生としても視野が広がりました。台北醫学大学や萬芳病院を見学し、日本との歯科医療や教育の違いに驚かされました。国民皆保険がある日本の医療は高く評価されていますが、新しい治療法を取り入れることが難しい側面もあります。日本の大学では古い方法が依然として教えられる一方、海外ではより良い治療方法が採用されていることに驚きました。本来は自ら疑いを持ち調べるべきですが、多忙なカリキュラムと試験に追われる生活では容易ではないです。台湾に行って現状に疑問を持つことの重要性を実感しました。また、台湾の学生との意識の違いも感じました。日本の歯学生は国試合格を目指す傾向があります提携年月日2000.2.9大国全北大学校2009.12.24バングラデシュ人民共和国ダッカ大学2013.8.20スウェーデン王国ウメオ大学2014.2.22デンマーク王国オーフス大学国 名民韓たことです。現地の方との会話は基本的に英語で、たまに少しだけ韓国語と日本語で話しました。お会いした方々は情の厚い親切な方ばかりで、私の拙い英語、韓国語でもなんとかくみ取ろうとしてくれました。私は簡単な韓国語ぐらいしか覚えられないまま渡航しましたが、少し韓国語を話すだけでもみなさん喜んでくれました。初日に拙い言語でも会話できたことで自信を得ることができ、それ以降のお店での注文などを物おじせずにすることができました。今回の留学は韓国、日本それぞれの良さ、自身の語学能力の低さ、伸びしろの大きさ、伝えようと努力することの大事さを実感することができたいい機会となりました。語学勉強に再度力を入れていくと同時に、今回の留学で関わった方々との素敵な出会いを大事にしていきたいと思います。少しでも興味のある人はぜひ短期留学にチャレンジしてみてください!が、台湾の学生は競争意識が高く、努力を惜しまない姿勢が印象的でした。実習では最高評価を目指して夜遅くまで残り、家でも作業していました。さらに、英語力にも違いがありました。台湾の学生は英語を流暢に話し、英語教材を使用していました。日本は母国語で学習できる数少ない国ですが、これは利点であり、また弱点にもなります。新しい知見を得るためには英語論文や書籍が必要ですが、日本語に甘えた学習が時として障害になります。私も研究で文献を読む際や留学中の会話で英語の専門用語が分からず苦労しました。最後に、留学中に交流した台湾の学生や先生方との関係は非常に貴重でした。SNSだけでなく、医局間の勉強会への参加や学生同士の交流があり、刺激を受け学びの幅が広がりました。留学を通じて得た経験や知識を卒後も活かし、彼らと良い関係を築きながら国際的な視野を持った医療者になりたいと思います。提 携 校[大学院留学生の出身地]出身国名学年1年4年中華人民共和国エジプトバングラデシュ2年中華人民共和国3年中華人民共和国中華人民共和国サウジアラビア人数5名1名1名3名5名6名1名計22名24韓国への短期留学を終えて ───────────────────歯学部 4年船田 凜台北醫学大学短期留学 ────────────────────歯学部 6年中西俊希
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