茨城大学農学部2020
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10コンピューターを使って将来の食料生産を予測せよ!増冨祐司准教授准教授▶設問1 先生の研究について教えてくれませんか?  地球温暖化が食料生産に及ぼす影響を評価したり、その対策を検討したりする研究をしています。ここで重要なことは、地球温暖化が現在から遠い将来にわたって影響を及ぼすので、将来を適切に予測する必要があるということです。このために私は、コンピューターの中で作物の成長を再現する作物成長モデルというものを作成し、将来の気候下で作物の成長がどのようになるかを調べるという研究をしています。ですので、農学部に所属していますが、圃場に出る、試験管を握っている、ということはほとんどなく、一日中コンピューターと会話をしているという毎日を送っています。▶設問2 先生が大学生のころ、研究者になりたいと思ったきっかけを教えてください  中学生のとき友達から「アインシュタインの相対性理論によればタイムマシンが可能である」という話を聞いて衝撃を受け、すごい!僕もそういう理論を作ることができる人(物理学者)になりたいと思ったのがきっかけです。とはいえ(受験)勉強が好きではなかったですし、勉強がものすごくできるわけではなかったので、一時(大学院博士課程2年の時)は研究者になるのを諦め、自分探しの旅にでようとしたり、ハンバーグ職人になろうとしたり、FMラジオ局のナビゲーターになろうとしていました。その後いろいろあって今の職に就いておりますが、こうなったのはおそらく、対象は物理でも環境問題でもなんでもよく、「研究」という作業が心の底から好きな性分なんだなということかなと思います。▶設問3  先生にとって茨城大学農学部って? 実は奥さんの実家は農学部がある阿見町にあり、結婚する時に大学に隣接している阿見町役場に婚姻届を提出しに行ったのですが、そのときに役場の駐車場から牛が見えて、「あれ、なんであんなところに牛がいるんだ!!?」と奥さんに聞いたのを覚えています。それが僕と茨城大学農学部のファーストコンタクトです。その当時(2009年)は、別のところに住んでいたので、茨城大学農学部の存在を知らなかったのですが、まさかそこの教員になるとは思ってもみませんでした。人生何があるかわかりませんね。

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