茨城大学 人文社会科学部 学部案内 2021
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CAMPUSVoice 私は元々法律に興味があり、法律経済学科に入学しました。しかし、公務員を目指していたことや、様々な授業を取っていく中で、政治や行政の分野にも強く興味を持つようになりました。 そんな中で出会ったのが「地域行政課題特講」という授業です。この授業は平成30年度から始まったもので、茨城県庁の方を講師としてお迎えし、今の茨城県が抱える課題やそれに対する政策をご教授いただいています。また、これまで県が実施した政策の成果を、キャンパスを離れて見学に行くことも授業に組み込まれています。自分たちで課題解決方法を検討しあう時間は活気にあふれています。授業のまとめでは、グループに分かれて茨城県における地域振興策を考え、提案するところまで行います。 サークルやボランティア活動などで地域社会と関わる機会もあるとは思いますが、大学の授業で直に現場の方々と接し、自ら行政課題に取り組む経験はとても貴重です。公務員を目指すなら法律経済学科をお薦めします。振興策の成果を見学するために「なめがたファーマーズヴィレッジ」を訪問した時の写真です。地域資源をいかに集客へと繋げていくのかを学びました。地域に根ざした実践的な授業CAMPUSVoice05 “好きな歴史を仕事にしたい”という思いから歴史を実践的に学べるカリキュラムである茨城大学に魅力を感じて入学を決めました。 私が所属している歴史・考古学メジャーでは文化遺産実践演習という授業があります。考古学と歴史学に分かれており、実際に現場に赴き発掘調査をしたり、学校内外の歴史史料の整理をしたりしています。座学だけでなく実際に自分で体験し、知識と経験を同時に身に着けられるというものになっています。 現在、茨城史料ネットという歴史史料などの救済・保全をする団体に参加しています。主な活動内容は古文書の清掃、調書作成などの整理作業をしています。また、秋に行われる文化財公開イベントの解説として地域の方々と協力して、文化財の普及に努めています。 将来は文化財を広く普及できる仕事に就くことが夢です。そのために、学芸員資格を取得し、大学院進学を決め、夢に向かって大きな一歩を踏み出せました。ボランティアなどの事業を主導できるよう努力していきたいです。茨城史料ネットの活動中の写真です。古文書の記録として写真撮影の作業をしています。好きな歴史を「実践」するCAMPUSVoice06法律経済学科長谷川 弘樹 ﹇茨城県立竹園高等学校出身﹈人間文化学科菊池 晶 ﹇群馬県立伊勢崎清明高等学校出身﹈30 College of Humanities and Social Sciences

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