入学した当初は、大学でこれをやりたい!という明確な目標がなく、焦りを感じていました。しかし現代社会学科では、1年生のうちから国際・地理・社会・政治と幅広い分野を学ぶことができるため、学びの中で自分のやりたいことを見つけることができました。 高校までの学びとの違いとして特に大きいのは、「学びの自由さ」です。例えば、私が興味をもった社会調査の一連の学習では、座学でインプットした知識を、実際のインタビュー調査としてアウトプットし、より深く学ぶことができました。また、3年次から所属している社会意識論ゼミナールでは、大半の時間を仲間との議論に費やしました。社会学の文献を輪読し発表したり、教育・SNS・若者など、各々さまざまなテーマで研究を進めたり。ゼミ生と遠慮なく指摘やコメント・質問をし合い、議論をする時間は、とても充実しています。 大学生活は、自分の学びや経験次第でどんな色にも変えられます。そんな「自由」をぜひ、謳歌してみませんか?3年次の夏合宿では、はるばる関西方面へ向かい、ゼミで輪読した文献の著者を訪ねました。文献を読み、ゼミ生との議論の中で考えた疑問やコメントを、著者に直接ぶつけ議論した時間は、とても充実したものになりました。大学生って「自由」だCAMPUSVoice02 私は地方政治に関心があったので、データを用いた統計分析や地域に根ざした実践的な学びができる国際・地域共創メジャーに進みました。 私の所属している地方政治論ゼミナールでは、学部主催の「茨城の魅力を探求し発信する高校生コンテスト」に学生スタッフとして協力しています。地元の課題を肌で感じている高校生と、研究の視点から課題へのアプローチを学ぶ茨大生が、ともに茨城の魅力向上に貢献できることにやりがいを感じています。 また、国際・地域共創メジャーの授業である「社会調査演習」では、実際に地域へ出向いてフィールドワークをおこなったり、データを用いた量的な分析をおこなったりすることができます。指導教員のもと、履修生とお互いに話し合いを重ねながら調査の企画・実施を進めていくのは貴重な体験でした。 このように諸地域の課題に対して、どのように地域資源を活用し、解決するのかを現場で考えることができるところが、現代社会学科の強みです。「茨城の魅力を探求し発信する高校生コンテスト2019」の記者会見後に撮影した茨城県議会議長室での写真です。県内の高校からの応募が数多くあり、様々なメディアにも取り上げていただくなど、活動の成果を実感しています。地域のなかで課題を見つめるCAMPUSVoice01CAMPUS Voice現代社会学科臺 緋里 ﹇明秀学園日立高等学校出身﹈現代社会学科磯崎 昌音 ﹇土浦日本大学高等学校出身﹈28 College of Humanities and Social Sciences
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