茨城大学理学部
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231教育の理念\生命の不思議にせまる!/ 生命現象の根底にある遺伝情報の発現と制御、発生のしくみ、細胞の多様な能力、生命の起源と生物の進化、生物と環境との関わりなど、基礎生命科学から多様性生物学まで学ぶことを通して、実社会で必要となる未解決の問題をみつけて解き明かしていける能力を身に付けてもらうことがコースの目標です。●分子生物学・細胞生物学・発生生物学・生理学などの基礎生命科学分野、生態学・系統学・分類学などの多様性生物学分野の両方の内容をバランスよく学ぶことができます。4年間の課程で生物学のしっかりとした専門知識と技術とを修得できます。●理学の専門基礎と生物科学プログラムの柱となるコア・カリキュラム科目全てを履修することで、「生物学をメジャーとして理学部を卒業した」と胸を張って言えるカリキュラムとなっています。●実体験を通した知識や技術を修得できるように、実験・実習・卒業研究などを重視しているカリキュラムとなっています。●卒業研究:4年次では、研究室に入り、卒業研究を行います。3年次までに学んできたことを基に、みなさん自身が主体的に実験や調査を計画・実行し、問題を解決していくことになります。▲カイコの眼色変異体生物科学は分子から生態系まで、さまざまなレベルで生命現象を分析し、その謎を解き明かしていく学問です。より深く生命の謎を探求するため、またその成果を社会で活かせるように、生物科学の基礎から最先端まで、バランスのとれた教育を行います。▲分子生物学実験の様子▲蛍光顕微鏡を用いて細胞を観察する様子▲野外実習の様子▲細胞培養実験の様子基礎生命科学分野生命現象を理解するための基礎となる、遺伝学、分子生物学、生理学、細胞生物学、発生学などの研究を行っています。多様性生物学分野個体以上のレベルの生命現象を対象に、多様性生物学、生態学、系統学、進化学などの研究を行っています。生物科学コース卒業生の進路 本コースで学んだ卒業生の多くは、さらに高度な専門性を修得するために大学院に進学します。学部卒業生と大学院修了者は、食品、製薬産業、バイオ関連産業、環境アセスメント関連企業、技術系公務員などへの就職や、中学・高校の理科教員にもなっています。さらに大学院博士後期課程に進学することで、研究職への道も開かれています。Biological Sciences教育内容の特徴研究室での研究内容生物科学コース

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