茨城大学 工学部 2023
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プログラム選択めています。現在は特に、有機化学分野について学んでいます。●将来の夢は?14【卒業後のキャリア】約7割の卒業生はさらに高度な知識・技術を習得するために大学院に進学します。学部卒・大学院卒に共通して、物質科学工学科と量子線科学専攻では化学を中心とした物質科学の主要な科目を習得できるので、金属・セラミック・食品・繊維・高分子材料といった私たちの社会生活を支える基盤材料を生み出す製造業や研究開発職が主な進路となります。また、機械、電気電子系の製造業や、情報通信系、公務員などの進路も実績があります。●高等学校教諭一種免許状(工業) ◎安全管理者 ◎ボイラー技士◎危険物取扱者(甲種) ◎毒物劇物取扱責任者※取得可能な資格欄中の●印の資格を取得するには、教員職員免許法で定められた科目を履修する必要があります。◎印は、卒業後一定の実務経験を経て受験資格を得られる資格、受験の際に優遇(一部試験免除など)される資格を表しています。在校生の声大学で化学についてより深く勉強したいと思っていたところ、茨城大学でJ-PARC(大強度陽子加速器施設)を利用して研究できることが分かったので、中国から茨城大学に入学しました。●物質科学工学科を選んだ理由は?高分子や金属材料、タンパク質などについて幅広く勉強できるだけでなく、それらの分野に関する様々な実験もできることに魅力を感じたので、物質科学工学科を選びました。●今一番力を入れて取り組んでいることは?各大学の院試問題を解くことで、化学や物理に関する専門的な知識を深有機化学分野における世界的な研究者になりたいと思っています。そして、自分が関わった研究成果が私たちの日常生活に利用されるようになれば嬉しいと思っています。他の学部と共通の科目(大学入門ゼミ・英語・異文化コミュニケーションなど)や、工学部全学科に共通の基礎科目(情報スキル・線形代数など)を中心に学びつつ、次第に学科独自の専門科目の学修を始めます。物質科学工学科共通基礎工学部共通基礎大学共通科目1年次物質科学工学科 4年楊 沛源さん●茨城大学を選んだ理由は?工学部全学科に共通の基礎科目(微分方程式・プログラミングなど)の学修を継続しつつ、学科独自の専門科目(分析化学・固体物性・生化学・物質科学基礎実験など)の割合が高くなって行きます。おもに学科独自の専門科目を学修します。専門性の高い教育プログラムに分かれ、どのプログラムにも共通する横断科目(機器分析化学、放射線科学など)と、プログラム独自の科目を学び、4年次の卒業研究に備えます。材料工学プログラム応用化学プログラム生命工学プログラムプログラムコア科目プログラム横断科目学部教育(物質科学工学科) 定員:110名2年次将来へつながる学修取得可能な資格3年次4年次注目の授業物質科学基礎実験I・II進路・資格【業種別就職割合】本田技研工業株式会社早川 香織さん工学部 生体分子機能工学科(2016年卒業)大学院量子線科学専攻(2018年修了)茨城大学は夢の実現を後押ししてくれる場所です!高校時代に好きだった化学をより深く学びたいと思い、生体分子機能工学科(現:物質科学工学科)への進学を決めました。本学科では化学だけでなく物理・生物・電子など幅広い分野を学ぶことができます。個性豊かな先生方から受ける授業の内容は様々で、多くのことを吸収することは大変である半面、友人とともに学んだ日々は良い思い出です。大学4年次からは研究室生活となり、私は「痛みの感知に関与するタンパク質の構造解析」に取り組みました。日々の実験はもちろん、学会や共同研究先への訪問など貴重な経験を積むことができました。研究室生活を送る中で、社会人においても必要になる計画性や主体性、プレゼン能力などが身に付き、とても充実した3年間でした。現在は自動車メーカーで車の安全性能に関わる仕事に携わっています。車は人の命を預かる製品であり、さらに安全に関わる仕事のため責任感を強く持ち、業務に取り組んでいます。大学生活で学んだ専門知識や研究室生活を通して身に付いた「1つのことを成し遂げるプロセス」は現在の仕事においても活かすことができています。本学科は物質科学という分野を様々な角度から学び、自分の将来についても広い視野で見つめることができる場所だと思います。皆さんも茨城大学で学び、夢を実現しませんか?Check!!(2年次)材料工学、応用化学、生命工学の基礎を養うための実験を行い、3年次以降の専門的な学修・研究に備えます。卒業研究選択したプログラムにかかわらず、全ての研究室から希望可能学部卒大学院修了者入学と同時に6つのプログラムに分かれます。大学院共通科目、大学院理工学研究科共通科目に加え、専攻独自の専門科目を学修すると同時に、修士論文に向けた研究に取り組みます。ビームライン科学プログラム材料物性学プログラム先端物理学プログラム物質創成化学プログラム生体分子科学プログラム環境放射線科学プログラムプログラム横断科目理工学共通科目大学院共通科目大学院(量子線科学専攻) 定員:102名2年次1年次注目の授業J-PARC加速器概論Check!!3%7%15%2%1%※2020年度実績3%2%66%5%10%進学製造業情報通信業研究・技術開発建設業電気・ガス・熱供給・水道業卸売業・小売業金融・不動産業サービス業76%東海村にある世界最先端の大強度陽子加速器施設(J-PARC)で行われている最先端研究を学びます。修士論文へ向けた研究4年間の学修・大学院2年間の学修・将来へつながる学修科学技術立国である日本は積極的にセラミックス、有機化学・高分子、金属、生命工学といった分野で技術革新を展開し新しい材料を創り出してきました。この技術革新は原子分子のサイエンス、言い換えれば物質の性質を探求する科学から生まれます。物質科学工学科では、原子・分子レベルから物質の真理を探求し、材料工学・応用化学・生命工学を融合した多岐に渡る物質の性質を明らかにすることで、新しい物質・材料の創成を目指しています。また、近隣に世界最先端の加速器施設であるJ-PARCとPhoton Factoryが立地するというユニークな地理的特徴を活かし、最先端の量子線科学研究を推進しています。卒業生からのメッセージ

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