茨城大学 工学部 2023
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16情報工学科では、情報システムやソフトウェアに関する知識や技術を学修することから、情報通信インフラ、業務運用システム、組み込みシステムなどのソフトウェアを必要とする様々な分野の企業が進路の対象です。主に情報システム開発企業、情報サービス企業、組み込み機器メーカーや、IT化を推進するユーザ企業に就職します。また、約5割以上の学生は大学院に進学し、より深い専門知識と問題解決能力をもったICT高度専門技術者として社会に出ることができます。取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(工業)◎技術士 ◎安全管理者 ◎ボイラー技士※取得可能な資格欄中の◎印は、卒業後一定の実務経験を経て受験資格を得られる資格、受験の際に優遇(一部試験免除など)される資格を表しています。興味のある分野について体系的に学べると思い、茨城大学を選びました。●情報工学科を選んだ理由は?コンピュータとソフトウェアに興味があったので、情報工学科を選びました。●今一番力を入れて取り組んでいることは?英語の勉強です。ウェブで調べものをしたときに得られる情報量は、日本語よりも英語の方が多いので、勉強する価値があると思います。●将来の夢は何ですか?スペシャリストになり、学んだ知識を活かして社会を支える仕事がしたいです。●高校生へメッセージをお願いします!何事にも全力を尽くしてください。中途半端ではなく全力であることに意味があります。情報工学の基礎教育として、コンピュータサイエンス分野の基礎知識や基礎技術、数理系分野の知識を身に付けます。また、他学部と共通の基盤教育科目や、工学部の共通基礎科目を水戸キャンパスで学びます。情報工学科共通基礎工学部共通基礎1・2年次大学院 情報工学専攻 2年小川 大輔さん[宇都宮高校(栃木)]●茨城大学を選んだ理由は?情報セキュリティなどの専門基幹科目を学ぶと共に、情報システムの基盤技術やソフトウェアのコア技術を学ぶコンピュータ科学プログラムと、情報システム構築やソフトウェア開発の管理・経営知識を学ぶ情報マネジメントプログラムから様々なソフトウェア技術を習得します。ソフトウェア開発とマネジメント(3年次)スケジュール、コスト、品質を管理しつつ製品を納品するという、企業におけるソフトウェア開発を体験できます。コンピュータ科学プログラム情報マネジメントプログラムプログラム横断科目大学共通科目在学生の多くは、その実力で、経済産業省認定の国家資格である情報処理技術者試験の各種試験に合格しています。学部教育 定員:80名3年次将来へつながる学修Check!!Check!!注目の授業子供の頃からパソコンひとつで色々なものを作り出せるプログラマに憧れ、茨城大学の情報工学科に入学しました。4年次には自然言語処理を専攻する研究室に入り、研究を続けていくにつれもっと深い知識を得たいと思ったため大学院へ進学しました。海外も含めて多くの学会に参加させてもらい、自分の研究成果を人前で発表することができたのは良い経験になりました。今では検索システムの開発に携わっていますが、大学院で専攻していた自然言語処理はもちろん、その他の授業で得た多くの知識が仕事に活きていると実感しています。情報工学科は授業の幅が広く大変なこともあると思いますが、将来きっと役に立つはずですので、様々な分野に興味を持って頑張っていただけたらと思います。ソフトウェア技術を活かす最先端研究に取り組むことで、問題発見・解決能力や情報伝達能力を培い、専門分野における高度な知識と技術を身に付けます。卒業研究4年次進路・資格【業種別就職割合】ヤフー株式会社コマースカンパニー ヤフオク!統括本部山木 翔馬さん工学部 情報工学科 (2016年卒業)大学院 情報工学専攻 (2018年修了)茨城大学で学んだ様々なことが、今の仕事に活きています学部卒大学院修了者入学と同時に教育プログラムに分かれます。大学院共通科目、大学院理工学研究科共通科目に加え、専攻独自の人工知能特論、Web工学特論、サイバーセキュリティ特論などの学修と同時に、修士論文へ向けた研究に取り組みます。情報科学プログラム情報マネジメントプログラム情報システムプログラムプログラム横断科目理工学共通科目大学院共通科目大学院定員:30名1年次Check!!Ⅰ・Ⅱ(1年次)チームで自律的にプロジェクトを遂行し実在/仮想的顧客の業務課題を解決するためのICTソリューションの企画提案を行います。修士論文へ向けた研究2年次注目の授業ICTソリューション実践14%1%※2020年度実績3%4%83%11%25%進学情報通信業卸売業・小売業研究・技術開発サービス業製造業建設業運輸業、郵便業54%4年間の学修・大学院2年間の学修・将来へつながる学修情報工学科では、最新の国際的標準カリキュラムCS2013に準拠し、JABEE認定CS(コンピュータ科学)プログラムに対応した教育カリキュラムにより、アプリケーション技術、インフラ技術、ソフトウェア工学、プロジェクトマネジメント手法、経営情報戦略、データ解析技術などを身に付け、AI・IoT・ビッグデータ・情報セキュリティなどの先端ITに取り組める情報専門技術者を養成します。さらに、この教育カリキュラムは、大学院博士前期課程2年を合わせた「6年一貫カリキュラム」となっており、学部4年で情報基礎力を養ったのち、さらに実践力を養いたい学生は、大学院博士前期課程に進学し、ICT高度専門技術者として社会に出ることができます。在校生の声卒業生からのメッセージ

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