茨城大学 工学部 2023
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量子線科学専攻複雑系システム科学専攻日立Astemo株式会社中山 健一さん大学院 情報・システム科学専攻(2013年修了)社会人になってからの学び直し社会インフラシステム科学専攻19量子線科学専攻、複雑系システム科学専攻、社会インフラシステム科学専攻という3つの専攻で構成され、現代科学技術の最先端を担う研究者(博士号取得者)を養成しています。博士号は、世界に通用する研究者としての証明書であり、近年、企業においてもその重要性が認識されています。我が国の科学技術のより一層の発展には、博士号を持つ若い研究者の増加が不可欠です。 量子線を利用した生体物質や無機物質の構造解析、放射線が環境·生物に与える影響の評価·展開等、量子線科学に関わる物理学・化学・生命科学・材料科学・原子科学·放射線科学・加速器科学分野において科学·技術の発展にグローバルに主導的役割を果たす人材を養成することをめざしています。● 修了後の主な進路国や地方の公的研究機関、民間企業の技術者·研究者、高等学校教員、大学教員など 多種多様なシステムからなるシステム系全体の中で、人間が生きるために必要な科学·技術のイノベーションに密接に関連する人工システム(ものづくり分野等)と自然システム(地球環境分野)の諸現象を解明し、人間社会の安全·安心を維持することに寄与しうる人材を育成することをめざしています。● 修了後の主な進路各種企業や研究機関の技術者・研究者、高等学校教員、大学教員、科学ジャーナリストなど修了要件・取得可能な学位● 標準的な修業年限:3年● 所定の単位を修得し、研究指導教員のもとで研究の成果を論文などにまとめ、審査と最終試験に合格すると、博士(理学)、博士(工学)、または博士(学術)のいずれかの学位が授与大学を卒業してから数年の間にリーマン・ショックや東日本大震災という大きな出来事が起こり、自分の将来について見つめ直したことが社会人博士課程に入学した理由です。社会人からの学び直しは、学生時代に戻ったようで新鮮な気持ちで研究に打ち込むことができました。職場での開発業務において困っている内容を研究テーマとしたため、大学では基礎から専門的な分野まで時間を掛けながら学ぶことができました。また、卒業後はアメリカに駐在し多様性が重要とされている環境で働くことの楽しさと同時に難しさも経験することができました。大学には色々な分野の研究や、様々なことにチャレンジができる機会があります。最近は健康増進や体力維持に関心を向ける人が増えてきており、趣味や仕事に関する事柄以外の勉強をすることも盛んになっていると思います。今後、自分磨きができる時間が増えてくると予想されます。働き方のスタイルや多様な労働条件、環境が広く受け入れられる社会に対応できる技術者としてこれからもキャリアを積んでいきたいと思います。 現代社会を構成する重要な社会インフラである情報·通信システムから公共建築物·施設までを対象として、地球に優しい、安全·安心で持続可能な社会の構築に対して高度な専門知識を持って取り組むことのできる人材を育成することをめざしています。● 修了後の主な進路建築・環境・エネルギー・情報通信関連の技術者・研究者、高等学校教員、大学教員など産・官・学が連携して教育研究を推進、大学や外部研究機関での教育・研究が可能です専攻の概要卒業生からのメッセージ大学院理工学研究科博士後期課程

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