茨城大学 工学部 2023
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22●先輩の声インターンシップ体験談いる能力や知識がどれだけ活かせるのかを確かめることができ、有意義な経験となりました。工学部 電気電子システム工学科 3年(インターンシップ当時)濱中 美羽さん [昭和高校(東京)]私は、日本原子力研究開発機構(以下、原研)の情報システム企画室のインターンシップに4日間参加しました。実習内容は、ネットワークの安全性チェック、職員向けWeb教育システムの作成、テストプログラミングを実際にスーパーコンピューター(以下、スパコン)に計算させることなどでした。ネットワークの安全性チェックでは、標的型攻撃の模擬、情報セキュリティ機器ログの相関分析、インシデント対応訓練などを体験しました。原研に対して実際に行われたサイバー攻撃をもとに事例分析を行い、問題点や心がけ、対策のあり方を学びました。情報漏洩等はWeb担当者の問題ではなく、社員一人一人の意識の問題ということが改めてよくわかりました。職員向けWeb教育システムの作成では、実際に使用しているソフトを用いて原研内で知識を深めたり共通認識の確認をしたりする方法を体験しました。また、スパコンは通常見ることができないので、テストプログラミングとはいえ、計算と結果を見ることができたことは興味深かったです。全体を通して、実習は一対一で行われたので質問などがしやすかったです。また、原研の情報システム企画室のインターンシップは、大学1年生から受け入れていることもあり、専門知識は必要ないのが特長です。原研には、他にも実践的な内容を含むインターンシップがあるので、大学院に進学してから他のインターンシップにも参加してみたいと考えています。今回のインターンシップを通して学んだことは、今後、社会人として生きていくうえでの基礎になったと思います。理工学研究科 機械システム工学専攻 1年(インターンシップ当時)鈴木 謙介さん [茨城高校(茨城)]私は日立Astemo株式会社で4週間のインターンシップに参加しました。今回は職場体験型だったため、社員の方と同じ業務を体験することができました。また、実習期間が長期間だったので、多くの社員の方と接する機会があり、会社で働くイメージを持てたのと同時に、業務内容を深く知ることができました。何より、社会人の生活リズムを体験できることが、長期インターンシップならではのメリットだと思います。実習期間中は「生産設備の設計開発」というテーマに沿って、自動車部品の生産設備の設計や立ち上げ途中の設備内に入り、設備の調整や実験を行いました。まだ市販されていない試験段階にある自動車部品の生産設備に携わることができ、非常に興奮しました。業務を体験する中でわからない単語や専門的な技術もありましたが、積極的に質問したり、こまめにメモを取ったりすることで理解を深めることができました。インターンシップを通じて、課題を発見する力やそれを改善する力など、自分自身に力不足な点があることを実感しました。また、自分の持って私は、大林組の山岳トンネルの現場で5日間のインターンシップをさせていただきました。施工管理の仕事に興味はありましたが、男社会のイメージがあり、女性でも活躍できるのか不安がありました。そこで、女性がどのように働いているのかを自分の目で確かめてみたいと思い、女性社員が実際に働く現場でのインターンシップを希望しました。インターンシップでは、朝礼や現場パトロールへの参加、女性社員に1日同行させていただく時間などを設けていただきました。女性社員が性別とは関係なく働いている様子を間近で見ることができ、他社の方たちにも顔を覚えてもらいやすいなど、女性であることも1つの強みになるのではないかと思いました。また、経験とそれを通して得たノウハウなどが重要となる土木の世界で、その現場に最適な方法を日々見つけていくことの難しさと楽しさを感じました。さらに、施工管理の仕事は、人の命や億単位の損益に関わる責任のある大きい仕事だと肌で感じました。何より、「私は現場が好き」ということに気付くことができ、大変貴重な機会となりました。インターンシップ先国立研究開発法人日本原子力研究開発機構インターンシップ先日立Astemo株式会社インターンシップ先株式会社大林組理工学研究科 都市システム工学専攻 1年(インターンシップ当時)大埜 明日香さん [熊谷女子高校(埼玉)]

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