茨城大学 農学部 2023
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13 茨城大学農学部では、2017年に国際食産業科学コースの設置されたことで、中長期の留学機会が急激に増加しました。しかし、その1期生が2019年度後期に留学を終えた直後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が広がりました。その後2年間、誰も留学できない状態が続いてしまいましたが、2022年度になって、再開の兆しが見えてきています。右図は、国際プログラムへの参加意欲等について、学部生を対象に実施したアンケートの結果を示しています(2021年度前期に実施)。調査の結果、当時の1年生、2年生は、感染症に対する不安を感じつつも、国際プログラムへの参加意欲は他の学年と同様の傾向を示し、国際プログラムを通した自信の成長に期待していることが明らかとなりました。今後の国際プログラム再開と、オンラインを併用した新しい展開に期待したいと思います。(食生命科学科 坂上伸生)その他の情報はホームページでhttp://ddp.agr.ibaraki.ac.jp/国際プログラムへの参加意欲 ※縦軸は回答者数国際交流活動AIMSプログラム▶茨城大学は、ASEAN地域の国際連携教育プログラムであるAIMSプログラムに加盟しており、農学部からも参加が可能です。3年次後期に東南アジアのAIMS加盟大学に留学して、専門科目を習得することができます。現地での留学生活を通して、優れた国際通用性と異文化適応能力を身に付けることができます。派遣可能な大学(2018年度):インドネシア】ボゴール農科大学(農学・食品科学系)、ガジャ・マダ大学(農学系)、スリウィジャヤ大学(農学系)、【タイ】カセサート大学(農学・理学系)、チェンマイ大学(理工学・人文社会科学系)、【ブルネイ】ブルネイ・ダルサラーム大学(理工学・人文社会科学系)国際食産業科学海外講義▶食生命科学科国際食産業科学コースでは、3年次後期に「国際食産業科学海外講義」が設定されています。アジアの交流協定校に1学期間留学して、複数の専門科目を履修します。安全な食料・食品の生産、供給の国際スタンダードを学び、食品分野で国際的に活躍できる人材を目指しましょう!短期派遣プログラム▶アジアの大学との教育連携が充実し、短期研修の機会もたくさん用意されています。「国際インターンシップ」(1単位)では、インドネシアのジェンデラル・スディルマン大学の学生とともに農村滞在型社会貢献プログラムを行います。現地学生と一体となって問題解決学習を進めることで、コミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神、協調性を獲得できます。語学研修や異文化体験に留まらず、国際舞台で活躍できる専門性を獲得できます。コロナ後の国際交流に向けて

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