郡茨城県農業総合センター園芸研究所越日本食研株式会社 茨城大学農学部では、グローバル社会における農業・食料問題を理解して、国際的な視点から食料・食品の高度化、農業を核とした新産業の創出に主体的かつ意欲的に取り組み、地域の農業と地域コミュニティの活性化を支える実務型農学系人材を育成します。 したがって、農学部において入学者に求める能力・資質は以下のとおりです。①農学部における専門分野での学修に必要な基礎学力② 農学及びその周辺分野のみならず、社会の課題全般に対する幅広い知的関心③ これまでの学習と生活において、農業、環境、食料の課題について他者と共に課題解決を目指した経験があり、そのための基礎的な思考力・判断力・表現力を有していること、あるいは、それらを身につける意欲を有していること④ これまでの学習と生活において、農業体験やボランティア活動などに参加し、世代や国籍を超えた多様な人々と協働して主体的に活動した経験があること、あるいはそのような活動をする意欲を有していること 私は入学当初、なんとなく卒業後は研究職に就きたいと思っていました。しかし授業や留学を経て、人と接しながら食の楽しさを広げていく仕事に興味をもち、食品メーカーの営業職に就きました。私の会社では文系出身の営業社員が多くいますが、大学時代に学んできた食品の衛生・化学的知識をまじえながら商品を提案できることは、農学部出身ならではの強みであると感じています。また、研究室で培った「物事に疑問を持ち考え抜く力」と「必要な情報を選択しわかりやすく伝える力」は、仕事のあらゆる場面で役立っていると思います。現在は大学での学びを活かしながら営業で現場の声を聞き、将来は研究開発職として、営業現場と研究の両視点をもって商品開発に携わりたいと考えています。 研究に興味がある方はぜひ農学部で自然に囲まれながらのびのびと学んでください。将来像が浮かばない方も「就職先は理系職に」と固く考えず、大学生活の中で自分が魅力的に感じる分野を探してみてください。様々な実習、留学、資格制度などあるため、農学部での経験が皆さんの素敵な財産になると思います。 私は将来、茨城県の公務員（農業職）として農業を発展させたいと思い、茨城大学農学部に進学しました。私が在籍していた地域総合学科農業科学コースには栽培や植物免疫などの知識を身につける座学や、農業技術を学ぶ実習があり、茨城県の農業職になるための知識を授業を通して学ぶことが出来ました。大学の授業は専門的で難しいと思うかも知れませんが、自分が好きな農業分野の授業だからこそ楽しく学ぶことができます。 また、茨城大学農学部では高校の教員免許も取得することができます。私は学校の先生になりたいという夢もあったため、高校農業の免許をとりました。免許をとるには、卒業に必要な単位とは別に教職の単位をとる必要があり、集中講義などで忙しい時期もありますが、農学部に在籍しながら教育についても学ぶことができ、貴重な経験を積むことができます。 私は現在、県の研究機関で働いています。大学で学んだ研究の基礎が現在の仕事にも生かされていると感じています。みなさんも茨城大学農学部で学んで一緒にこれからの農業を盛り上げていきましょう!おちゆいこぐんじまい農学部ではこのような学生を求めています卒業生からのメッセージ智唯司茉子依2
元のページ ../index.html#5