卒業生からのメッセージ佐茨城大学大学院農学研究科(地域総合農学科農業科学コース/令和4年度卒)宇茨城大学大学院農学研究科(食生命科学科国際食産業科学コース/令和5年度卒) 茨城大学農学部では、グローバル社会における農業・食料問題を理解して、国際的な視点から食料・食品の高度化、農業を核とした新産業の創出に主体的かつ意欲的に取り組み、地域の農業と地域コミュニティの活性化を支える実務型農学系人材を育成します。 したがって、農学部において入学者に求める能力・資質は以下のとおりです。①農学部における専門分野での学修に必要な基礎学力② 農学及びその周辺分野のみならず、社会の課題全般に対する幅広い知的関心③ これまでの学習と生活において、農業、環境、食料の課題について他者と共に課題解決を目指した経験があり、そのための基礎的な思考力・判断力・表現力を有していること、あるいは、それらを身につける意欲を有していること④ これまでの学習と生活において、農業体験やボランティア活動などに参加し、世代や国籍を超えた多様な人々と協働して主体的に活動した経験があること、あるいはそのような活動をする意欲を有していること 動物、植物、食品、微生物など幅広く学びたい方に食生命科学科はおすすめです。私は「動物について学びたいな」というふわっとした気持ちで入学しましたが、海外留学や食品についても興味があり、国際食産業科学コースを選択しました。ソーセージやヨーグルトを作りながら食品加工について学んだり、インドネシア留学で現地の食文化に触れ英語力を高めることができました。元々興味があった動物に関する授業も履修しながら研究室見学を重ね、動物福祉管理学研究室で動物園動物の研究をすることに決めました。 進路についてもかなり悩みましたが、動物園動物の観察は楽しく、動物園にとって役に立つ研究結果が得られる点に魅力を感じ、進学を決めました。今後は学部時代の研究を掘り下げ、面白い知見が得られればと考えています。 学部時代は人生を左右する決断をしなければならない機会が多く、その分悩むことも多くありましたが、様々な分野について学び、貴重な経験が沢山できたからこそ自分のやりたいことを見つけて充実した大学院生活を送れているのだと思います。皆さんも大学生でしかできない経験をたくさん積んで、たくさん悩んで充実した生活を送ってください! 私は野菜や果樹の研究を通じて日本の農業に貢献したいと考え、茨城大学農学部に入学しました。大学では栽培学や育種学、病理学、昆虫学など農学の基礎だけではなく、環境保全や持続可能な農業、地域社会との関わりを幅広く学ぶことができました。実験や実習では、植物の栽培管理や昆虫の飼育で体を動かしながら学び、実験結果の解析や考察を通じて研究の本質について理解を深めることができました。学んでいく中で、私は植物の病気に興味を持ち、現在は大学院で緑肥作物と微生物を組み合わせた植物の病気の防除について研究しています。 阿見キャンパスには馬術部や農業系サークルがあり、鍬耕祭では研究室も模擬店を出しています。私が所属する植物病理学研究室でも毎年手打ちうどんを販売しており、学業に限らず、部活やイベントにも打ち込むことができます。 また、学生一人ひとりをサポートする体制が整っていることも茨城大学の魅力のひとつです。進路に迷った時は、先生やカウンセラーさんが相談に乗ってくださりました。茨城大学では自らの夢を追求し、希望する進路を選択することができます。ぜひ茨城大学農学部で多くを学び、経験し、充実した学生生活を送ってください。うねすもも令和7年度入学者からカリキュラム改革を予定していますので、大学ホームページ等で最新の情報をご確認ください。さとうさや農学部ではこのような学生を求めています根朱藤紗桃耶2
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