岩手県立大学 入学案内2020
25/100

複雑化し多様化する福祉ニーズに応えるためには、それぞれの「人」にアプローチすることが重要です。そこで狭義の社会福祉学に加えて、関連する人間諸科学の方法や技術、知見を学ぶ必要があります。人間福祉学科では、社会福祉の基盤的な学習に加えて、心理学や発達科学などを基礎にして人間の生涯にわたる成長とそれぞれの段階における心理と行動について理解を深め、そのことを通じて、生活上に発達的・心理的な問題を抱える人々に対して、適切な支援をするための知識と技能を習得し、実践力を高めることを目指します。人間福祉学科それぞれの発達段階における課題を考える人間が発達するのは子どもの時期だけとは限りません。人は生まれる前から常に発達し続けています。しかし、何事もなく発達するわけではなく、人生のいろいろな段階で様々な課題に直面することになります。生活する上で仮にバリアがあっても人間らしく生きるための支援について、子どもから高齢者まで、当事者の視点に立って考え、実践することを通して学びます。「人」の考察から福祉へアプローチ心理学的な考え方と方法をもとに、援助の対象となる人間そのものの意識や行動について理解を深め、援助が援助として受け止められ実を結ぶにはどのようなアプローチをとれば良いのか、原理的なところから考えます。また、人の認知や発達、対人関係、臨床や犯罪などの領域に広く目を向け、福祉に貢献するための知を生み出す方法を習得しつつ、具体的な知識・技能を会得することを目指します。福祉心理系社会福祉学部4年間の学び社会福祉学科人間福祉学科1年次前期後期2年次前期後期3年次前期後期4年次前期後期社会福祉学科の科目履修人間福祉学科の科目履修福祉心理系生涯発達支援系教育系の選択教育系の選択教育系の再選択教育系の仮選択福祉心理系生涯発達支援系コミュニティ福祉系臨床福祉系福祉政策系福祉政策系臨床福祉系コミュニティ福祉系学部共通の科目履修小児保健演習の様子HATS(ダミーヘッド)に補聴器を装着して音響測定の準備作業心理学実験の様子心理学的支援法の授業の様子生涯発達支援系25Faculty of Social Welfare社会福祉学部・社会福祉学研究科

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る